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皆さん、『よさこい』って知ってます?

出会いは3歳の時突然に。

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よさこいは高知発祥の踊りだ。

それはそれは、きらびやかな衣装を着て、大音量の音楽を鳴らして、鳴子をもって踊るのだ。

私は、この『よさこい』に3歳の時に出会った。

地元のお祭りで楽しそうに踊る人たちを見て私は、駆け寄って踊っていたらしい。(両親談)

当時から、好奇心旺盛で興味があることにはすぐに飛び込んでいました(笑)

心がぽきって折れたんだ。

静岡の土地で、よさこいを始めた私。

キラキラな衣装を着て、大音量の音楽で、大好きな踊りを披露する。

毎日が楽しかった。

踊ることが楽しくて、大好きな友達と一緒に練習して、どんどん上手くなりたいと思っていた。

そんなある日、一人の友人が言ってきた。

『よさこいってださくない?』

え???

(皆から見てそう思うんだ…)

静岡ではマイナーなダンスともいえるよさこいを、ほかの子からしたらあまり知らずに言ってしまったのかも知れない。

でも、その日から私は、

大好きなよさこいのことを『大好き』と言えなくなった。

言葉にする、自分の好きなことについて、自信を失ってしまいました。

好きなことを好きというのは、よさこいが好きなメンバーにだけになりました。

『好きだけど…ごにょごにょ』

と、いう自分に自信がなくなりました。

自分もあそこで踊りたいと思ったら動いてた。

高校生の時に、ある大学のよさこいチームに出会った。

全員が全力でがむしゃらだった。

(ああ、私もここで踊りたい。全力で楽しみたい。)

そうして、私は、その大学を受験した。

つまり、よさこいを踊りたいがために、大学受験したのだ。

受験では、論文と面接があったのですが、

ラッキーパンチが炸裂!

1番の難点である論文は、前日考えた問題とそっくりそのままの問題が!!!

(奇跡‥‥!!!!)

そして、面接では、緊張しながらも

『よさこいがやりたいから大学入りたい!』と力説しました(笑)

今思えば、相当ぶっ飛んでます。

”夢”でよかった。

大学の合格発表の日に見た夢は、『チームで踊れなくて悔しがってる自分の姿』だった。

うわああああああ!!!!(泣)

半べそで、両親に夢について話して、学校に行くのに駄々をこねた。

そんな自分に父は、

『結果は変わらないから早くいきなさい!怒』

『はい…泣』


自分でも相当チームで踊ることに執着していたんだなって思う(笑)


そんなこんながありながらも、晴れて合格。
チームで踊れることが決まったのだった。(ほんとによかった)

憧れのチームの一員になった。

チームの目標は、全国大会での優勝だった。

練習は想像以上に厳しかった。

出来ない自分に腹が立って、正直泣きそうになったときもあった。

でも、やっぱり楽しかった。毎日がキラキラ輝いていた。

そんな毎日が続く中、メンバーに言われた。

『かごはると踊ると楽しい!』

その時、気づいた。

(最近、思っていること全部出てるかも?!)

楽しい、嬉しい、面白い。

全部、”口”で”顔”で”行動”で出ていた。

踊りを踊る中で、前のチームでも、メンバーと踊ることが楽しいと感じていたが、自分と踊ると楽しいと言われることはなかった。

みんなと踊るのが楽しいじゃなくて、自分と踊るのが楽しいのか?!

自分が、言うことで、表現することで、ほかの人が感じる感情は違うのか。

自分は、この『伝える』に対して全力でやることにした。

だって、うちもみんなと自分の『楽しい』を共有したいと思ったから。

ありがとうのわけは。


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みんなからの言葉は自分の『自信』に繋がったんだ。

ここで、言うことじゃないけど、自分の『今』があるのは、あの時のチームのメンバーの言葉や、前のチームのメンバーの言葉や、先輩たちの言葉や、両親の言葉があったからだなって。

だからこそ、自分にとって、出会った人に、

『ありがとう』って思うんです。

『自分から表現した』からこそ出会えた人との出会いに対して。

21年の人生の中で18年間という、自分の人生のほとんどを『よさこい』と共に過ごしてきましたが、『よさこい』から得たことは一生の財産だなって。

『よさこい』から、人がつながり、地域がつながり、言葉がつながり、気持ちがつながる。

こんなにすごいことってありますか?

『伝える』って、『伝わる』って、楽しいなって。

自分は、思ったりしてます。

伝えた先にあるもの。

特によさこいは、『メッセージ性が強い』と思う。

自分たちのチームでも、思いの”共通認識”をたくさんしました。

誰にどんなことを伝えたいのか。

どんな思いを見ている人に届けたいのか。

踊りや、衣装や、構成や、テーマや、裏テーマや、振りなんかで、いかにして伝えるかを考えるんです。

この『伝える』部分が、1番大切なんです。

『地域を愛し、人を愛し、思いを伝える。』

これが合わさるからこそ、思いが伝わるからこそ、演舞を見て感動してくれる人がいるんだと思うんです。

人が人生の中で、『感動して涙を流した、ありがとう。』と言われることはそうそうないと思います。

私は、あります。

演舞をして、思いを伝えて、お客さんから言ってもらいました。

自分にとって、その人の人生の1ページになるって素敵じゃないですか?

勇気になったり、元気になったり、笑顔にしたり。

その分、自分に返ってくるんです。

『ああ、自分はよさこいで、人生が変わったなって。』

自分はよさこいから、『自信』と『伝える楽しさ』をもらったんだと気づいたんです。


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だから、自分は今、”自信”をもって言えます。

『よさこいが大好きです。ありがとう。』ってね。

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