死ぬほど生きたいって死ぬまで言えない
憂鬱だけど生きてる。そんなに綺麗じゃないけど、涙が溢れそうになって、絞り出したような俺の声は、生ゴミ漁るカラスのようだった。君を見る事も、君という存在を確かめることさえも、何もできない俺は、死にたいわけでもないし、特に生きていたいという気持ちもない。君のいない人生なんて無価値なんて思うけど、その君なんて人は俺にさほど興味はない。ていうか俺が生きようが死のうが世界は興味ない。俺のこの感情は憂鬱と杞憂の憂のあいだ、つまり「鬱杞」程度のものであって三日もすれば美味いもん食って、寝てる。財布の中身がいくらだろうが、君がいない夜が三日も続こうが、もはやどうでもいいのだろう。それだけの価値しかない人生を死ぬ気で生きようなんて到底言えないものだ。こんな夢を見た。東京駅から学校まで徒歩で向かう夢。あまりにも遠かった。友達もいて、みんな自転車に乗っていて、置いて行かれた。やってられなくて、喫煙所に入った。そこに知らないお姉さんが掃除をしにやってきた。俺は隅っこでタバコを吸っていた。そしたらおばさん二人が入ってきて、よく覚えていないけど、その二人がわけわからん口論をしだした。あまりにも理不尽な口喧嘩は、同じ話の繰り返しで、無価値だと思った。そしたら掃除をしていたお姉さんが喧嘩を止め出した。おばさんはお姉さんにもキレ散らかしていたけど、お姉さんは言葉で言い負かして、おばさんはばつが悪そうに帰っていった。俺もそろそろ学校に向かおうとしたその時にお姉さんが、
死なない程度に生きてね
って言った。そこで起きた。起きたら泣いてたし、めちゃくちゃ歩いた感覚があって死ぬほど疲れてた。涙を拭いて、現実を見た。死のうと思ったけどやめた。頭痛が酷くて、悪い夢を見たと思った。その時から全てにやる気が出ない。頑張ったら、死ぬような気がしたから。そんな俺が惨めで情けなくて、また死にたくなった。やっぱりやめた。君が可愛かったから。性衝動で生きているなんて、クズだなって思った。また死のうと思ったけど、飯食ったらどうでも良くなって、やめた。恐ろしい、性食眠。俺が生きる動機なんて、その程度すぎて笑えた。君が辛そうだったら悲しいし、君が嬉しそうだったら俺も嬉しい。誰かに依存しないと生きられないなんて、俺は寄生虫か何かなのかもしれない。もうそろそろで、1000字ほどになるけれど、こんなことはボロボロ書けるのに、大学のレポートはいっさい進まない。憂鬱とはこういうことを言うのかもしれないな。空を見るとオリオン座が見えて、「こんな未来に来たかったわけはないよ」ってつぶやいてみた。少しスッキリした。前向きになりたい。下を見る癖を無くしたい。死ぬほど生きようと思いたい。死ぬ気で何かに情熱を注いでみたい。君のために命をかけてみたい。頭痛が酷いので寝たい、それじゃあ、感情の渦はそういうアートみたいで脆い。
10/25 死なないように生きるための日記
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