見出し画像

これだけは聴いてほしい!21歳ナイアガラ修行僧が語る大瀧詠一必聴曲 13選


遂に3・2・1  (3/21日)あけましておめでとうございます。大瀧詠一サブスクリプション解禁です。そして、

A  LONG  V・A・C・A・T・I・O・N 40周年です。

ロンバケ先輩40歳おめでとうございます!

ということで21歳の筆者、絶賛ナイアガラの滝に打たれる修行をしている者がどうしても大瀧詠一の曲を同世代に聴いて欲しく、厳選して紹介したいと思う。

君は天然色



ダントツ知名度ナンバーワン! というか誰が歌ってるのか、誰の曲なのかも分からずとも聴いたことがある曲だろう、もはや大瀧師匠が目指した”詠み人知らず”に限りなく近い曲である。ビールのCMで様々な会社がこの曲を起用していたため、聴いたことある人はかなりいるはず。その他にも最近「私をくいとめて」という映画でも起用された。この詞を書いた松本隆さんの背景も調べると涙不可避。



カナリア諸島にて



聴いているだけでカナリア諸島に連れていってくれる。え?お前行ったことないだろって? 行ったことなくてもわかるんだよっ! ほら、目をつぶって聴いてごらん。永遠のロングバケーションへようこそ

実際作詞した松本隆さんもカナリア諸島に行った経験なしで書いたというのは有名な話で、数十年後に現地を見て思い描いていた通り過ぎてびっくりしたという逸話


雨のウェンズデイ



こちらは雨の日に聴くスタンダードナンバー。憂鬱な気持ちにもなるが、雨でもやはりロングバケーションへ連れていってくれる。筆者は何故か雨の日が好きだ。憂鬱な気持ちにふける感じが逆にいいというひねくれもの。


恋するカレン



告白もせず、勝手に振られた気分になる男の物語。最後に悔しそうに「悲しい女だね君は」と言い捨てる。お前なんもしてねえじゃねぇか、ってなるけどその気持ちわかる。


FUN×4



勝手に体が乗っちゃう愉快な曲だ。読み方はfun times four ,four times fun,ファンシー(fun しー、しーは4の数え方で"し"というから)という色んな読み方があって決まってないらしい。ファンシーは流石におふざけあだ名感(笑)


さらばシベリア鉄道



Fun×4でのんきに楽しんだ後は、急にシベリア送りです。急に異空間に飛ばされます。個人的にはサウンドはシベリアというより西部劇のイメージが強い。この曲だけロングバケーションでは異質ではありますが、これがないと永遠にバケーションから帰ってこれない人が続出するでしょう。


白い港



こちらはオリジナルの白い港がサブスクリプションではないのでオーケストラの演奏から始まり、オリジナル曲へ繋げるという変わったアルバムからお届けします。しかし、この壮大なストリングスから始まり、オリジナル曲につながっている部分は見事に面白い。ライブバージョンでは、フルでオーケストラをバックに歌う白い港も存在します。



ハート仕掛けのオレンジ



割とテンポ遅めのゆったりとした曲。イントロの独特なSEからのシンプルな音像感で初心者でも聞きやすい。途中で色んな音がちょくちょく顔を出すのも面白い。



夏のペーパーバック



こちらはロングバケーションの続編的な曲といえると思う。ロングバケーションに入っていてもおかしくはない。筆者は個人的に、乃木坂46の清宮レイという人物にピッタリとイメージがハマっていると思っている。全く無関係ではあるが、凄く彼女のイメージに合っているのだ。


ペパーミント・ブルー



こちらは、まさにナイアガラサウンドという感じの音像。様々な音が壁となって押し寄せる。イントロのドライムの入りだけでご飯何杯でも行けます。


バチェラー・ガール



個人的大瀧師匠ダントツナンバーワン曲。何回聴いても飽きない。やはり雨と切なさが凄く好きなんだろう。ピアノ、ブラス、ボーカル全てが自分に刺さる。ちなみにオーケストラからのオリジナル曲へ繋がるbeach timeのバチェラーガールだけはエンディングがフェードアウトでなく、完全に終わるところまで聴こえる。個人的にはこのbeach timeの6分30秒にも及ぶ超大作が好きだ。


幸せな結末



1984年のEACH TIMEからしばらく隠居生活をしていた大瀧師匠が1997年出した13年ぶりの新曲だった。と、いっても私はまだ生まれていない。しかし、13年の時の経過を感じられない、ナイアガラサウンドは普遍的な価値があることを証明している。「髪をほどいた~」を聴くだけで涙が出てくる。


恋するふたり



2003年に出た大瀧師匠最後の公式新曲。元題は「春立ちぬ」らしく、松田聖子の「風立ちぬ」オマージュなのだろう。 そして、この風立ちぬも大瀧師匠が作曲している。やっと筆者が生まれからの曲が出たが、この時は存在を知る由もなく、このまま2013年に大瀧さんは逝ってしまった・・・

結局生前に大瀧さんの音楽を知ることができず、気が付いた時には伝説の神様として扱われている姿しか知らない。でも、大瀧さんのロングバケーションは40周年を迎えた今でもメインストリームの音楽には全く負けないサウンドを持っている。これほど時代の変化に耐えることができる音楽があるだろうか。この大瀧師匠の曲は何としても、少なくとも自分が生きている間は色んな世代が聴く世の中を創りたい。10代、20代の人は是非とも聴いてくれ。大瀧さんが魂込めて作った作品を。

最後に筆者が紹介していない曲も含めて、入門プレイリストを作ったので是非とも聴いて欲しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?