「自分研究」という、当事者研究の描く一つの形

↑こちらの森村美和子さんの著作が発売されました。

当事者研究を自分研究という形で子供をメイン対象として楽しく分かりやすく伝えています。

【「自分研究」ってなに?】

・自分の困っていることを研究しよう

「みんなが当たり前にできてることが自分にはできない」
「自分と他人の間に厚い壁がある」

子供や大人たちの中には「自分は普通と違う」と感じ、悩んでいる人たちがいます。言葉で誰かに伝えることができない人は、暴れたり、自分を傷つけたり、動けなくなったりします。伝わらないとわかったらあきらめたり、集団から離れることを選択します。そしてそんな状況にいることさえもわからずに苦悩している人もいます。
自分の得意や好きがわからずに、傷つき、生きづらさを感じてすごす。そんな人たちをなんとか元気にしたいと願う支援者側の人たちも同様に、上手い方法が見つからずに無力感にとらわれることもある。

自分研究とは、自分や仲間の困っていることを共に研究していくこと。そうすることでつながりや周囲の理解がうまれ、自分だけでなく周りも変わっていく。

一例として困っていることを分析してキャラクター化(外在化)し、ネーミングをしていく。その対処方法をグループで話し合い、対応を考え実験(実践)し、研究発表してシェアをする。

すぐに何かが変わるわけではないが、仲間とのやりとりを通じて「変われる可能性」という名の希望が生まれることもある。

一人で孤立して悩み続けている人たちへの頼りになるものが一つ増える。





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