「AIは知能拡張技術」
◆「AIの時代からIAの時代へ」(田坂広志)
田坂広志さんが、2018年にForbes Japanに寄稿された本記事は、ChatGPTなどの生成AIが隆盛を極める現代において、再考すべき重要な視点です。
人工知能(Artificial Intelligence:AI)というものを、「圧倒的な知能を持つコンピュータ」として捉えるのか、「人間の知能を圧倒的に拡張する技術」、すなわち、「知能拡張技術」(Intelligence Amplifier:IA)として捉えるのか。
「AI」は、競争相手でも、不安の種でもなく、私たちの脳機能を補完し拡張する手段だと捉えることにより、私たちが目指すべき方向性は大きく変化すると思います。
田坂さんは、「鉄腕アトム」と「サイボーグ009」を引き合いに出されて、「AI」と「IA」との差を分かりやすく説明されています。
自転車や自動車が人間の足を補完・拡張するために発明されたように、AI技術もまた、私たちの能力を高めるために存在すると。
落合陽一さんの「超AI時代の生存戦略」での、「機械親和性の高い人間」と「人間」との格差が拡大していくという記載とも、リンクしているように思います。
落合さんの著書が書かれたのが2017年、本記事の発行が2018年。お二人の時代を見通す洞察力に敬服致します。
添付記事は、2ページで、すぐに読めますので、ご一読をお勧めいたします。
Forbes Japan 2018.12.14 [田坂広志の深き思索、静かな気づき]より
AIの時代からIAの時代へ[田坂広志の深き思索、静かな気づき] | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)