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「BYD」比亜迪 ~中国自動車市場~

 中国に出張してきました。

 新聞紙上でもあるように、中国の自動車市場では、日本企業が苦戦しており、弊社の子会社も、苦戦を強いられています。

 今回、中国自動車メーカーのトップを走る、「BYD(比亜迪)」のディーラーを訪問する機会を得ました。

BYD社は、1995年創業の広東省深圳市に本社を置く企業で、BYDは「Build Your Dream(夢を築こう)」の略です。

 ディーラーでの目玉商品は、王朝シリーズの「秦(Qin)L」というPHEV(プラグインハイブリッド)車で、満充電、満給油で、2,000km走行できて、価格はなんと9.98万元(日本円で約200万円)でした。

 また、一世代前の「秦Plus」は、走行1,245kmながら、価格は7.98万元(約160万円)で、軽自動車でも200万円近くする日本車に比べると、これは勝負にならないと実感できました。

 PHEV車の市場では、中国の新興自動車メーカー「御三家」と呼ばれるBYD、吉利、理想汽車で、世界の過半数のシェアがあり、日本車は残念ながら、ベスト10にも出てきません。

 お家芸だった自動車産業で、この状況は寂しい限りです。

「新PHEV車の「秦L」」
「前世代の「秦Plus」」


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