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「論理と経験」

「論理と経験」

◆「論理の裏付けのない経験はおしゃべりであり、経験の裏付けのない論理は屁理屈にすぎない」(ドラッカー)
 “Experience without logical backing is mere chatter, and logic without experiential support is mere sophistry.” by Peter Drucker

 ドラッカーの辛辣な言葉です。

◆「論理」と「経験」の両立

 「論理」と「経験」の両立が重要という意味では、論語の「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し」と類似のアフォリズムですね。

 経験を積んだだけで、振り返りを行わないこと。
 本を読んだだけで、分かった気になること。

 思い当たることが多くあります。

 AI化が進展しようとも、自身の頭で考え、反芻することの重要性は、些かも変わっていません。

◆「体験知」による「昇華」

 逆に、AIの進化により、興味の対象がどんどん拡がり、処理すべき「知識」レベルの量が激増していく中、ますます、自身で考え、身体を動かすことの重要性が高まっているように思います。

 「論理(知識)」を自分の体験を通して「智恵」化し、「経験」を反芻することにより「体験知」に「昇華」していくことが重要ですね。


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