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いつか誰かのウテナに

タイトルにあるウテナとは、アニメ「少女革命ウテナ」のことだ。
1990年代のアニメで、世界を革命する力を手に入れるために薔薇の花嫁と呼ばれる一人の女の子をめぐり決闘する物語だ。
物語の詳細は割愛するが、ウテナとはこの物語の主人公である天上ウテナのことを指し、私は救世主であり道標という意味合いで使っている。

私はいつか誰かのウテナになれたら嬉しい。
今はまだ、自身の弱さと向き合うだけの強さがなくて、弱いところを曝け出せる勇気もない。
当分は誰のウテナにもなれないけど、今この瞬間、言葉を紡いでいる時間だけはなるべく自分の弱いところと向き合おうと思っている。

私が弱音を吐いて吐いて、いつか正々堂々と向き合えるようになる日が来ることを願っている。
私の弱音がいつか誰かを救うかも知れない。救わないかも知れない。
一つ確かなことは、私自身が勝手に救われるってことだ。
読んでくれている人がいるならば、私の弱音に付き合ってくれると嬉しい。

私は恋愛が苦手だし、人間関係も苦手だ。
人は好きだし、友達も好きだ。
関わった人のことも簡単に好きになる。
けれど、やっぱり恋愛は苦手だし、人間関係も苦手だ。
理由なんて明白で、自分のことが嫌いだからに他ならない。

一人でいるとき、私は私の浅しさや醜さに触れることができない。
私に限らず、全ての人が他者を通して己を見ていると思う。
だから、他者といると自分が怖いくらい鮮明になる。
それが堪らなく恐ろしい。
自分の輪郭を直視するのが恐いんだと思う。
中途半端に人のことが好きだから、余計にどうしようもない。

私も誰かに、私のことが恐ろしいか聞いてみてた方が良いかも知れない。
冗談だけど。

私は私の弱さと向き合えないし、曝け出せる勇気もないから、いつも虚栄を張っているような気がする。
気がするっていうのは、もうずっと前からそうやって生きているからどれが本当か自分でも分からないってだけ。
ずっと虚像なんじゃないかって思う日がある。
私の中を覗いたらただの暗闇が広がっているだけなんじゃないかって思う日がある。
色んなことが満遍なく好きで、何にも命を懸けられないことに嘆く日がある。

全部虚像で、本当なんてどこにもないのかも知れない。
もしかしたら丘を超えた先にしかないの知れない。
誰にもこんな独白言えなくて、弱さを一人で抱えているから簡単に手放せやしない。
手放せないから、恋愛も人間関係も、それ以外のことだって今はまだ結論を出せないし、出さなくて良い。たくさん悩めば良い。
当分は一人で抱えて行く予定だ。
怖がりで臆病な自分を仕方ないって認めながら生きようと思う。

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