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蒸気の沙汰

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毎週末に1記事ずつ追加されます。その週に考えたことを、浮かんだ順に書いていきます。 ※扱うトピック(予定):言語、生活習慣、認知行動、サウナ、瞑想、猫、偏見とスティグマ
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記事一覧

[2020.11.9-15]日常にハレとケを導入する(2)

※前回のつづき。 師走入りが前倒しになったような忙しさのため、断食プログラム中につけてい…

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[2020.11.2-8]日常にハレとケを導入する(1)

以前話題に出した「断食プログラム」について書こうと思う。厳密には断食プログラム単体ではな…

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[2020.10.26-11.1]サウナ、概念、純粋経験(2)

※前回のつづき。 『FitXR』のプレイがスタートすると、音楽に合わせてパッドが宙を飛んでく…

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[2020.10.19-25]サウナ、概念、純粋経験(1)

先日、サウナ北欧の貸し切りに誘われた。3時間浴室を使い放題で、その上実力派ぞろいの熱波師…

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[2020.10.12-18]本日は最前線の吉日

今週で、再上京してから丸8年が過ぎた。その前の2010年12月から2012年10月までの2年足らずの間…

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[2020.10.5-11]ミスト式で経過を見守る

ついに先月、水草水槽に手を出してしまった。最近、タナカカツキ氏の著書『水草水槽のせかい』…

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[2020.9.27-10.4]「積極的な読者」の立場に立つこと(2)

前回からのつづき。 特にリラックスした状態でのお喋りの場合、言いかけたことが途中で途切れ、表情や身振りによる了解を前提に話が次の段階へ進むようなことが頻繁に起きる。意外とその場の「ノリ」が大きかったりもする。そういう文面に現れない要素を、その場にいなかった人にもなるべく伝えたいと思う。 相手が話した内容を一字一句残さず盛り込めない時点で、言わんとするニュアンスを語尾の調整などに反映させる努力が必要となる。結果的に、「あの時あの人が言いたかったことはギュッと濃縮されているは

[2020.9.21-26]「積極的な読者」の立場に立つこと(1)

現在、『トトノイ人』次号SESSION 007の編集作業が進行中だ。編集作業は朝の日課の一つとして…

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[2020.9.14-20]「ポップコーンはたしかに減っている」という距離感(2)

※前回からの続き。 独り暮らしを経験したことがあれば、そこから新しく自分以外の誰かと一緒…

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[2020.9.7-12]「ポップコーンはたしかに減っている」という距離感(1)

家の中に生命体が増える傾向にある。気が向くままに紹介していこうと思うが、その中で最も異質…

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[2020.8.31-9.6]ロウリュという原始的な現象がもたらす愉悦(2)

ついさっき(8.31)、『トトノイ人』最新刊のSESSION 006を発売した。販売開始時刻は7:30きっ…

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[2020.8.24-30]ロウリュという原始的な現象がもたらす愉悦(1)

坐禅会で「軟酥の法」(※前々回参照)をやるときに、副住職が「イメージしにくかったら、バタ…

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[2020.8.17-23]自動化された動きを観測する人間(2)

「人工物(アーティフィシャル)と人間性」で言うと、最近友人の勧めで観た映画『イミテーショ…

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[2020.8.10-16]自動化された動きを観測する人間(1)

前回話題に出した福岡伸一先生の本『動的平衡』は、ここ数ヶ月毎週参加しているZOOM坐禅会の時間に推薦図書として挙がったものだ。京都にある臨済宗妙心寺の川上全龍副住職が主催する坐禅会で、某サウナグループを通じて知り合ったくろやなぎてっぺいさんの紹介で参加するようになった。 坐禅の実践と同じくらい、説法や質疑応答の時間を共有できるのが面白い。副住職は多分野との交流も深い博識な方で、とにかく話があちこちへ脱線しまくる。ひとつ前の話題すら忘れて袋小路入りすることも多いが、こういうの