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身内の結婚式で5回号泣

しました。

結婚式というイベントに久しぶりに参加した。というか、挙式に関しては生まれて初めて参加した。

私は、結婚や恋愛に関して、当たり前に疑念をもっている人間だ。
何度も言っている通り、私の家庭環境は褒められたもんじゃないし、「人が人を心から愛していた過去があっても、こんな悲惨なことになるのか」と何度も絶望してきた。

結婚式は、その愛のピークである。結婚における愛と幸福を象徴とした儀礼。

高校の頃の私は、虚無主義であり、全てが何にもならないと絶望していた。その頃の私のままであれば、この愛のイベントを受容することは出来なかっただろう。

でも、私は、人の幸福が好きだ。人の幸福を、心から祈りたい。

結婚した私の身内も、家庭環境で苦労してきた。そんな中で、パートナーを見つけ、ずっと真剣に交際していた。
今の自分に重ねなかったと言えば、嘘になる。

本当にこれからもずっと、幸せでいて欲しいと思った。何がわかるかわからない、愛が虚無に直結してしまうかもしれない最悪の世界だからこそ

祈りに近い号泣を、5回くらいした。私は、結婚式を自ら開くことはないだろうが、これからも結婚式に招かれ、他者の幸福を祈りたいと思った。

勿論、結婚式というイベントを全肯定できるほど、まだまだ成長していない。人生の全てが「結婚」のために美化されるイベントに対して、何も思わなかった訳じゃない。

それでも、他人の幸福を心から祈らずにはいられない。今目の前にある美しい感情が、これからもずっと残り、せめて、何かになりますように。
「意味がなかった」「偽物だった」なんて思う日が、来ないように

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