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心臓と筋肉

こんにちは。
臨床検査技師(超音波検査士)として働いている「ビアンキ」です。

今年は、お金がない・なんだか忙しい・時間が足りない…
そんな人生から、脱却して久しぶりに大好きな体を動かす時間を作りたいと思っています。

さて、皆さんは運動は好きですか?運動をしていますか?

父が心臓の手術をした後、比較的早い段階で、歩行訓練を行なったことにびっくりしたのですが、心臓の回復にはじっとしているよりも、積極的に動いてリハビリをすることが大切な様です。

運動することによって心肺機能を回復させて、自律神経を整え、骨格筋(骨にくっついて、体を動かす際に必要な筋肉)から心筋障害を抑制するホルモンを産生させることが知られています。

そのホルモンの名は…
『マイオネクチン』

このマイオネクチンは抗細胞死作用と抗炎症作用があります。
さらにマイオネクチンは心臓の保護効果に重要な役割を果たすと考えられ、今後の虚血性心疾患の予防や治療に希望が持てそうと名古屋大学から発表されていました。

そして、このマイオネクチン心臓の保護効果のみならず。
世の中の女性の皆さんに朗報です。

体の筋肉量が多いほど、シワ、毛穴の目立ち、色ムラなどが少ないことも明らかになったと化粧品会社のポーラが発表しています。
このマイオネクチンはメラニン色素の生成を抑えているのだそう。

ということは、定期的に運動を行い、筋肉をつけることで女性は3つの良いことがあることになります。

1・運動して、体が締まる
2・運動して、シミが減る
3・運動して、心臓が回復する

結果、美しく長生きすることが出来る???
知らないことを学ぶって素敵なことですね。

健診でも、通常の診療でも患者さんは、最初に食事運動療法を指示されるのですが、こうした地味なことをコツコツと行うことが難しいなと自分を含めて思います。

しかし、こうしたことを会話に含めることで、一気にモチベーション高まりそうだと思いませんか?

外来の患者さんを観察してみても、長寿の患者さんは、ご自身で歩くことができる印象を受けると思います。その理由は、歩くことによって、高齢になってからも筋肉が衰えず、心臓を元気に保つことが出来るということなんだなと、改めて納得することができました。

今後の健康寿命を伸ばすことを考えると、シンプルに食事運動について自らも実践して、患者さんと共に内なるホルモンを活性させて、いつまでも輝ける人生を送りたいですね。

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