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【読書】一万円選書で選んでもらった本

先日このような記事を書きました。

今日はこの記事の続きです。

昨日選んでもらった本が到着したので、この記事では選んでもらった本を紹介していきます。

選んでもらったのはこちらの10冊です。

選んでもらう前に書いた選書カルテには、これまでの自分の経歴と思い出せる範囲でその時何をやっていてどう思ったかとか、こういうことが起きてこう思ったとかを書いてみました。

そのカルテから選ばれたのがこの10冊となります。

もし自分が本屋さんに行って、これらの本が大々的に並べてあったとしても、おそらく手に取ることはないであろう本ばかりでした。

そもそも、この手の本が売っているコーナー自体に足を運ぶことがないので当たり前と言えば当たり前ですが、この10冊のなかで知っている本はひとつもありません。

全くの未知です。

強いて言うなら、柳田邦男さんの名前を知っているくらいかな。

そんなわけで、これからこの未知の領域に出発します。

どこから進んでいこうかと表紙や帯、中身をパラパラと見てみました。

※ここから先は、本の表紙や帯、目次を見た上で、この本がどんな本なのかを自分の中で勝手にイメージしたものとなります。
実際の本の内容とは食い違っているところもあるかもしれません。
勝手なイメージであることを踏まえて読んでみてください。


始祖鳥記

まず、「始祖鳥記」から。

カバー表紙にあった紹介文によると、このお話は江戸時代を舞台とした歴史長編で、この時代に空を飛ぶために生きた希代の天才「幸吉」の物語。

最初、日本版ライト兄弟みたいなフィクションなのかなと思ったのですが、よくよくこの紹介文を読んでいると、「綿密な考証を元に鮮烈に描いた」とありました。

考証ってもしやこれ、実在の話なのか??

気になって調べてみたところ、「浮田幸吉」という実在の人物が出てきました。

どうやらこの幸吉さん、ライト兄弟よりも前に空飛んでるらしいですよ。

日本人にも空を飛ぼうとした人がいたってことを初めて知ってビックリしました。

この本はこの人が主人公のお話のようです。

本の中身をパラパラ見る限りなかなかの長編なので読み切れるかがちょっと不安ですが、面白そうな1冊です。

子は親を救うために「心の病」になる

続いて、「子は親を救うために「心の病」になる」

「親の生き方が、子を苦しめている」というフレーズが帯に書いてあったのですが、この言葉にグサッとくるものがありました。

これまで4年間父親をやっていますが、こういうフレーズを見ると、子どもとの接し方がこれで良かったのかと考えてしまいます。

あと、タイトルにある、子どもが心の病気になるのは親を救うためというのがとても気になりました。

ただ、話が結構重そうな印象を受けたので、最初の1冊にするのはしんどいかな・・・。

エンド・オブ・ライフ

次は「エンド・オブ・ライフ」

カバー表紙の紹介文によると、このお話はステージ4の膵臓がんになってしまった看取りのプロである訪問看護師が、どのように病と向き合い、死とどのように折り合いをつけるかを描いたノンフィクションのようです。

2020年ノンフィクション大賞という賞を受賞している作品です。

なぜこのお話を選んでくれたのかが気になっています。

自分も今のところ特に病気もないし、カルテにはそのような話も書いていません。

選んだ理由は読めばわかる、ってことでしょうか。

きのうのオレンジ

次は、「きのうのオレンジ」

主人公が胃の不調で検査を受けたところガンが発覚。

まだまだ生きたい主人公と周りの家族を通じて誠実に”生”と向き合った長編。

「エンド・オブ・ライフ」と同じく、生きることと向き合うことがテーマのお話です。

これも選書の理由が気になる作品のひとつ。

専業主夫であることはカルテに書いたので、専業主夫でも健康診断は怠るなと言うことか・・・。

そんなわけないか。

横道世之介・おかえり横道世之介

次は、「横道世之介」「おかえり横道世之介」

この本は映画化もされている本のようです。

カバーを読む限りだと、ダメなところもあるけれど憎めない大学生である、横道世之介の大学生活と24歳になった主人公の生活が描かれた作品のようです。

カバー表紙には「読んでいる間じゅうゲラゲラ笑って、微笑んで、泣く。何度読んでも、楽しくて笑ってまた泣く」と担当編集者さんからの言葉が書かれています。

読むと元気になれそうな予感のする本っぽいです。

空白の天気図

続いて、「空白の天気図」

これは、昭和20年9月17日に敗戦直後の広島を襲った枕崎台風に関するノンフィクションです。

この本を見て初めて枕崎台風という、戦争が終わった直後に起きた、死者行方不明者が3000人超という被害が出た大災害のことを知りました。

このお話の主人公は広島気象台の職員さん。

原爆被害で大変な中でもこの台風に関しての観測と調査を続けた職員さんたちの物語です。

帯に書いてあった言葉で、「食うや食わずと言う状況に置かれながらも、職業的な任務をしっかりと守り抜いた人々が実に多かった」というのが印象的でした。

戦後の混乱している状況で、なおかつ、広島の場合は放射線の被害もあったと思うので、自分には想像もできないようなとんでもない状況だったはずなんです。

こんな状況なのに仕事を続けられる職員さんたちってどんな人なのかが気になりました。

60歳からの文章入門

次は、「60歳からの文章入門」

自分は還暦を超えるのにまだしばらく時間があるのですが・・・。

それは置いておいて、帯に書いてあった「書き続けることがあなたの生きた証になる」という言葉が気に入りました。

去年からnoteに文章を書き続けているわけですが、このnoteが生きた証になっているということですよね。

そう思うとこれまで書いてきた下手な文章も無駄にならない気がします。

文章は今も下手なままですが・・・。

この本では文章の書き方やコツを教えてくれるようです。

しっかり読んでおかねば。

でも、noteのこともカルテには書いてないんだけどな・・・。

なぜ選ばれたのか、これも読んでみればわかると言うことにしておきます。

人生、山あり谷あり家族あり

次は、「人生、山あり谷あり家族あり」

以下、帯に書いてある言葉です。

私の車椅子を押してくれるめちゃ明るいダウン症の息子、大活躍の頼れる娘、口癖は「あほちゃうか」の天国の夫。
何があっても家族4人で今日もご機嫌!

障害を抱えながら生活する家族のお話しのようですが、悲壮感というか、暗い感じがしないのが不思議です。

大変なことがあっても家族みんなで楽しみながら乗り切っているような印象を受けるカバー表紙と帯にある言葉。

帯には元気おすそわけエッセイ集という言葉も書いてありました。

確かに、読むと元気が出そう。

ツユクサナツコの一生

最後は、「ツユクサナツコの一生」

第28回手塚治虫文化賞短編賞という賞を受賞している本のようです。

ページをめくってみてビックリしたのですが、なんとマンガでした。

選んでもらった本の中で圧倒的に一番読みやすそうなのがこの本です。

帯やカバー表紙を見る限りでわかったことは、コロナ禍の様子について書かれているらしいこと。

短編エッセイをマンガにしたような感じなのかな。

これは帯に書いてあった言葉です。

自分の「好き」を大切に生きる、「あなた」に送る物語。

一番最初の「始祖鳥記」が自分の好きなことを貫く主人公の物語でしたが、この本もツユクサナツコさんという自分の好きを貫く人の物語っぽいです。

「もっと好きに生きたら??」

というイワタ書店さんからのメッセージかもしれません。

で、結局何から読むの?

以上、選書していただいた10冊についてカバー表紙や帯、目次などから本の内容の推測してみました。

この推測の結果、最初に読むのはこの本に決めました。

「ツユクサナツコの一生」

マンガなので読みやすいというのもあるのですが、それより何より、どんな内容の本なのか、何が書かれている本なのかが推測できず、それが気になって仕方がないのです。

建築士試験の勉強もあってあまり読書に時間を割くわけにもいかないので、まずはこの本から読み進めていって、ガッツリ読み込むのは建築士試験の勉強があらかた落ち着いてからにするつもりです。

なので、楽しみはもう少し先まで取っておくことにしました。

さてさて、だいぶ、文章が長くなってしまいました。

長々と付き合わせてしまい申し訳ありません。

それでは今日はこの辺で。

おわり。

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