見出し画像

GO TO 茶畑 茨城県

皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。

日本茶の生産地をご紹介しています。今後気兼ねなく産地巡りができるようになった時のための事前学習として、それまでは妄想旅行を楽しむための文章です。いつになったら収まるんだ…。ほんと。
完全に私用ですが、もしよかったら皆さまも楽しんでいただけたら嬉しくおもいます。今回は茨城県の猿島茶をご紹介します。

始まる前から完全に余談ですが、『猿島』を検索したら、神奈川県横須賀市にある無人島・猿島(さるしま)ばかり出てきます。
『さしま茶』と表記しているホームページが多いんですね。それすら初めて知った私…。

まずは、さしま茶の産地・坂東市のホームページを見てみます。

いろんな意味でこの土地に適していて換金性があった。それがお茶。
換金を重視するあまり根こそぎ葉っぱをむしり取っていたみたいです。その行為を『ぜんげん葉』摘みと言うそうです。12月に入ると冬番茶をつくるために枝だけ残して全て葉を摘み取ったので、この冬番茶のことを『ひっこき茶』と呼んだとのこと。昭和32年くらいまではこのようにしてお茶を作っていたみたいですね。静岡県出身の茨城県農林課・太田さんはその光景をドン引きして見ていたと記録が残っています。
このほかにもホームページには猿島町のお茶に関する民族史が掲載されています。探したかった情報以上の収穫です。

ようやく知りたい情報にたどり着きました。
さしま茶の生産地は、茨城県西部、千葉と埼玉にほど近い地域です。ちょうどチーバくんの鼻腔の上あたりです。平将門の出身地なんですね。将門まつりが毎年11月に開催されているようですが、観光がメインの町ではないようですね。平将門で何かしようという感じは見受けられません。
で、この地の年平均気温は14度と温暖ではありますが、夏が暑く冬は寒い(だから平均気温が14度なんだろうと思った)気候により濃厚な味と香りが特徴です。
1627年に産業として認められ、1834年にさしま茶の父・中山元成翁が宇治茶の製法を導入し品質を向上させることに成功。1839年、野村佐平治翁の自家製茶が江戸で大好評。最終的にはお茶をアメリカへ輸出することにも成功しました。
尋常じゃないスピード出世、とんとん拍子に話が進んでいます。
現在では、深蒸し茶が主流のようです。一大消費地の関東が深蒸し主流なのでそれは当然でしょう。

東京から近いので、さしま茶で町おこしなんてこともできそうですが…。レタスの方を推してましたから、お茶にそこまでの魅力を行政は感じていないように思いました。
かく言う私も飲んだことが無いので何とも言えません。東京で売っているのを見たことが無いような気がします。どこで売ってるのかな。まずはさしま茶を飲むところからスタートです。

参考サイト
茶ガイド(全国茶生産団体連合会・全国茶主産府県農協連連絡協議会)
https://www.zennoh.or.jp/bu/nousan/tea/index.htm

もしこの記事を気に入っていただけたら投げ銭をお願いします。