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GO TO 茶畑 東京都檜原村

 皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。今回は久々に日本茶の話をしようと思います。
 すっかり涼しくなって温かいお茶が恋しい季節になってきました。ところで和紅茶って飲んだことありますか。夏に買った和紅茶、夏は水出ししていましたが最近は温かくして飲んでいます。和紅茶は苦味も無く香りがよく飲みやすいので好んで買います。

和紅茶基礎知識

 和紅茶というのは日本茶の茶葉で作られた紅茶です。そもそも煎茶と紅茶の違いとは何でしょう、それは摘んだ後加工するタイミングです。煎茶も紅茶も同じカメリア・シネンシスという学名の植物で品種が異なります。煎茶向きの品種は紅茶向きのものより葉が小さいです。ちなみに花粉症の方はご存じかもしれませんがべにふうきというお茶は元々紅茶用の品種だったものです。成分を調べた結果アレルギー症状への効果が期待できるメチル化カテキンという成分が多く含まれており、それは煎茶で飲んだ方が効率的に摂取できることが判明し、煎茶として加工されるようになりました。
 煎茶は茶葉を摘んだ後すぐさま蒸すことで鮮やかな緑色が保たれます。紅茶は摘んだあと少し空気に触れさせて萎れさせます。萎れさせている間に茶葉の色が変色していき、所謂紅茶の色になっていきます。この工程を発酵と言います。
 キリンさんのサイトはお茶の歴史についても詳しく掲載されていてとてもオススメです。日本紅茶の生みの親・多田元吉さんについてのページをご紹介します。ご興味のある方はどうぞ。

 この多田元吉さんゆかりの地が、和紅茶でも有名な静岡県の丸子(まりこ)です。東海道の中で最も小さい宿場があった町だったそうです。近くを安部川が流れています。

和紅茶産地紹介

 私が訪れたことのある和紅茶の産地が、東京都檜原(ひのはら)村です。電車とバスを乗り継ぎ茶畑まで行ったことが一度あるのですが、乗り継ぎがうまくいかず4時間ほどかかりました。
 東京でお茶を作っているのかと驚く方もいらっしゃるでしょうが国分寺市以西でお茶を栽培している地域があるのです。地図を見ると一目瞭然です。埼玉県の茶処・狭山市、入間市、所沢市と隣接しているのです。元高校教師の戸田雅子さんが檜原村に建てた家の敷地に植わっていたのがお茶の木でした。それを加工し村の産業にすることで、若者が農業に従事し、高齢者がノウハウを教えるという仕組みを作りました。戸田さんは紅茶作りを丸子で学んだとおっしゃっていました。
 私はこの、ひのはら紅茶の畑で茶摘みや雑草取りを3回ほどお手伝いしたことがあります。数年前、Facebookで畑の世話をする人を募集していたのを見つけたのがきっかけです。
 何度かテレビでも紹介され今年7月にも再編集版が放送されたので目にされた方もいるかもしれませんね。

 通販もしているので興味を持った方は購入してみてください。パッケージはシンプルはクラフト紙。商品名は書家でもある戸田さんご自身で書いていらっしゃいます。作業部屋はアトリエでもあるようで、茶葉と文字が書かれた半紙が隣に置いてあったのが印象に残っています。でも生産量が少ないので秋には売り切れてしまうことが多いです。これを書いている現時点では茶葉は売り切れていて加工品のアイスクリームしかないようです。

和紅茶の特徴

 普通の紅茶は苦味があって苦手、という方でも和紅茶は苦味が少なく飲みやすいのが特徴です。アッサリしているのでミルク等は入れずストレートで飲むのがおすすめです。紅茶なので熱湯で淹れましょう。ポットに適量の茶葉と熱々のお湯を適量入れてしっかりジャンピングさせ抽出させます。煎茶のように何℃のお湯でどうのこうのと考えなくてもいいのである意味気軽です。
 ここで気になったのが、煎茶にも紅茶にも産地による味の違いがあります。和紅茶はどのお茶も大体似ている味です。私の理解が足りないのかもしれませんが、何か理由があるのでしょうか。もう少し深く調べたいと思います。

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まるやまゆみ
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