「ロールプレイ=なりきり」である

これの続き

「roleplay=role(役割)+play(演技)で役割演技って意味」という説明は、かなり難がある。これは、play a roleっていうイディオムの意味の説明としては適当であるが、roleplayっていう単語でみると、語源の説明であって、意味の説明ではない。roleplayの意味は「役割演技」である(動詞か名詞かなどはおいておく)。noun+verbの合成語の意味を分解した単語の意味で説明してるのって意味として良いのかとなると、walk a cat(猫と散歩する)と、catwalk(ファッションショーの道)って全然意味違うのだから、語源→意味の説明の順番か、まず意味の説明から語源を話すのが適当。

何故これを「語源の説明」ではなく「意味の説明」としてまかり通るのかを推測する。

一つは、語源となっている単語と最終的な単語がほぼ一対一の意味であるという点。

もう一つが、単語を学んだ順番にあるのじゃないか。walk, cat→catwalkってのとplay, roleplaying game→roleという順番で合成する前の単語を二つ学んだ後に、合成した後の単語を学んだ場合と、単語一つと合成後の単語を学んだ後に、もう片方の単語を学んだ場合で、認識が異なるのではないか。

そう考えるとrole + playでroleplayの意味を考えた場合と、roleplaying game - gameで意味を考えた場合、内容が全く違うのではないか。

「話のさわり」の「さわり」を「サラッと触る」ってことから、「最初の部分だけさらっと」の意味に誤読するのと同じような気がしている。

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