TRPGの同人誌のユーザビリティとは その1

C91の感想という記事

で藤林啓一郎さんがコメントされてたので補足。と言っても藤林啓一郎さんには釈迦に説法な内容だと思いますが。

まず、時代が2016年であることを考えなければならない。
2016年といえばインセインSCP、ドラクルージュ、トンネルズ & トロールズ 完全版などが発売された年である。
這いよれ! ニャル子さんWが2013年、Flash Playerのサポート終了が2020年である。

7年前の同人誌を入手するのも難しいかも知れないが、当時、インセイン2デッドループの発売直後のインセインのシナリオがどういうものだったのか、そこから話さなければならない。

当時のインセインは、ほぼボードゲームのようなシナリオが多かった。例えば、ハンドアウトAとBを開いているとCが開示され~のようにフローチャートがあるようなもので、開示されているようなものによってエンディングが変わる。
よってハンドアウトの量がかなり多い。4人3サイクルシナリオであるのにハンドアウトが16枚+PC用4枚とかそういう枚数である。
シノビガミやインセインのハンドアウトなので表と裏があり、ハンドアウト1枚につき、2枚分のレイアウトが占められるわけである。
このハンドアウトの枚数を同人誌のレイアウトに無理やり押し込めていたりすると、どのサイズのカードスリーブに入れるべきかという問題も発生する(しかも老眼にはつらい)。

加えて、「オンセ対応しています」とハンドアウトの文章を文字起こししたものをどこかにアップロードしていたものもおおい。
時期的にどどんとふ全盛期だったが、本当にオフセッションで遊んでいたのだろうか。

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