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"場"を楽しむ

おはようございます。
おかるです。

今日は、私が好きな当事者研究をしている時、感じていることを書こうと思います。

ここで書くことは、私のやっている当事者研究の場での話なので、「当事者研究とはこういうもの」と定義しているものではありません。
当事者研究をしているそれぞれのグループで、それぞれの良さがあるので、色々な場に触れて違いをも楽しんでみるのがいいのかなぁと思います。

それくらいのゆるい話です。

ぴあの会でも、病院のデイケアでも、当事者研究の進行や板書をさせていただいています。
だいたい進行を2名以上でやります。

数をこなしているうちに、段々と準備に時間や手間をかけなくなってきました。
準備を詰めてガチガチに決めてしまうと、進行役が場をコントロールしてしまうので、私は、どんどんとやらなくなりました。
もちろん必要な時はやりますけども。
それよりも、その場・その時に、起こってくることを、私自身も楽しんでみる。
そんな感覚で、参加します。
準備に充てない分は、ふり返りをしっかりします。

そして、場を始めます。
役割として、私のやることはほんの少しだけ。
いざ、本題に入っていくと、勝手に場の中で、話が流れていくようになります。
それが、私の手から"進行役"という役割が、スルスルスルと場の中に、抜け出していく瞬間です。

その瞬間が、たまらなく心地いいのです。
そして、私も場の中の参加者の一人になっています。

不思議なほど、その場にいる全員が、"場"を信頼していて、そこに起こってくることに対して、お互いに影響を受け、反応をしたり、様々なことを感じているように思います。
同じことを見ていても、それぞれに切り取るところも違えば、捉え方も、考え方も、対処の仕方も、選ぶ言葉も違う。
だけど、その場にいる人を、受け入れたり、尊重したり、理解したり、応援したり、時にはすれ違ったり…(笑)
それを場の中で楽しめることは、とても豊かだなと感じています。
私自身が、たくさんの気づきをいただき、勇気や希望をいただいています。

べてるの家の当事者研究の理念の解説に、「言葉のジャズ」とあるのですが、まさにその通りだなぁと思います。
その場を、ともにしているからこそ、起こってくること。
私は、それが好きみたいです。

私は、この場が、もっともっと、ジャンルや役割などを越えて、様々な人たちと、場をともにしながら、言葉を交わせる場になっていけたらなと思います。
これからも、コツコツと続けていきますよ~。

読んでくださって、ありがとうございます。
今日一日が、皆さまにとって、素敵な一日でありますように。


ありのままの自分?自分の中の輝き? 時々、見失いそうになりながらも、自分らしい光を信じて、 ともに生きる人たちと、その場その時を味わいながら。 それぞれの希望が、大きな輪の中で、循環しますように。 多様な在り方が実現できる世の中へ。