見出し画像

[2023年7月]フリーランス活動報告と制作したMVの裏話 2年と12ヶ月目

こんにちは!イラストレーター兼動画クリエイターの無印かげひと(@kage86kagen)です。

今月も終わりですので、「今月の活動内容」と「制作に携わったMVのうち、今月公開されたMVの制作の裏側のお話」をいつも通りしていこうと思います。

※なお、お取引き先との調整内容や機密事項は一切表記していません。「MVのここをこうした理由は…」や「ここはペイントソフトでこうして…」、「ここは実は○○をリファレンスにしていて…」などといった、あくまでも当方が担当した制作物のメイキングなどについてをお話ししています。


今月の活動内容

今月も毎日MVばっかり制作していました。 い つ も の。

毎度のごとくバリバリMVを制作していたのですが、来月にはボカコレ2023夏が開催される予定でして、これに伴い先月からボカコレに関するMV制作も数件携わらせて頂きました。投稿される時が今から楽しみです...!

ところで、今年の夏は例年になくかなーり暑いですよね。
私が今住んでいる地域は比較的涼しいところなのですが、それでも最高気温が30℃を超える猛暑日が続いていて、自分の体調やエアコンの電気代が気になる日々を送っています。
とは言いつつ、自分の体調やエアコンよりも、暑さに弱いPCくんの体調が一番心配だったり。商売道具なので、PCが故障してしまうとほんともう一大事です。壊れたら体調が悪くなるほどです。

そのため、「自分<PC」の関係図が出来上がっており、PCのパフォーマンス具合にはかなり気を付けています。PCくんさえ大丈夫ならそれでいいんや...。


今月のMV制作の話をしますと、「アニメーション込み(ペイントソフトでの作業や、Live2Dによる編集)」のMV制作が半分以上だった印象があります。
これは依頼者からの希望に加え、私からMV構成を提案した際も「アニメーション」を混じえた構成を提案することが大半でした。
今ではアニメーション制作は抵抗なく作業していますが、実は2年前まではアニメーション制作について気軽に手出しできないほど、”高い壁”を感じていました...。

アニメーションを作り始めたのは2年前の2021年春ぐらいでして、MV編集を始めた時期と同時に独学で勉強し始めたのですが、勉強し始めは「アニメーションを作るのってくっそムズイ」、「自分では絶対作れない…」と思いながら、それでもコツコツ頑張って勉強していた覚えがあります。

イラストやアニメーション制作が未経験の方だとなかなかイメージがつきにくいと思いますが、イラストを描くのとアニメーションを描くのは”似て非なる作業”でして、イラストを描く時はまた違う脳みそを使って制作しないといけなかったりします。(やり始めて気づきました)
「アニメーションって、単純に違う動きのイラストを数十枚描けば誰でもアニメーションを作れるのでは?」と言葉では言えるものの、実践やろうとすると結構難しい、「言うは易く行うは難し」ってやつですね。

アニメーションを学び始めて1~2年ぐらいは、「アニメーション作りはかなり難しいので、可能であればアニメーションありのMV構成は避けていきたい…」という及び腰でいましたが、同時に「それでもいつかは、自分の手でアニメーションありのMVも作ってみたい…」という密かな願望も持ち始めることになります。

そんな感じで、アニメーションを勉強したての頃はおっかなびっくりで制作してきたものの、MV制作歴3年目に突入した今年の3~4月頃からは、アニメーション制作に対する恐怖心や不安が少しずつ取り払われていき、ここ数ヶ月間は積極的にアニメーションありMVを制作し続けている…といった感じです。
なので、ここ最近はアニメーションありのMV制作も急増しています。

もちろん、依頼者のご予算によって表現できるアニメーションの量が変動しますが、相応のご予算を掲示頂いた時には「よし、今回はあの動きを取り入れたアニメーションを作ってみよう!」というように、依頼を請ける度に「新しい挑戦」を自分に課していって、MVの表現の幅を増やしていっている日々を送っています。

イラストや動画編集ソフトのスキル磨きはもちろんのこと、アニメーションの分野においてもこれまで以上に積極的にスキル磨きをしたいところですね。


そうそう、あと本日でフリーランス活動が丸3年経ちました!!
世間のデータだと、フリーランスの廃業率というのは、開業1年目で廃業するのがおよそ30%、3年目で廃業するのがおよそ70%にも上るんだそう。(※計測元によってまちまちだけど)

フリーランスとして働き始めた頃は不安しかなかったのですが、いろいろ頑張ったおかげでこうして4年目をスタートでき、自分の成長っぷりにしみじみしたり、ようやく収入が安定してきたことに感動したりなどしています。

フリーランス4年目も、大好きなMV制作をずっと続けているよう頑張っていきたいと思います!


今月投稿されたMVの裏話

※今月投稿していた事に気づいたMVも紹介しています。

Dystopia / 双極スペクトラム

こちらは、双極スペクトラムさんの楽曲「Dystopia」になります。こちらの3Dモデリング、MV制作を担当しました。

今回のMVはBlenderで制作した3Dモデルを主役として使用していますが、これを全編に渡ってフル使用しており、制作したイラストは「タイトルロゴ(これはillustratorで制作)」のみです。
今まで制作したMVの中ではかなり珍しい…というか、まったく新しい事に挑戦したものとなりました。

MVの背景である「お城」をBlenderで制作している様子

ちなみに、Blenderで制作した「月」のテクスチャは、NASAがフリーで提供してくれている画像を利用しています。
ちょっとした豆知識になりますが、月の画像はNASAが無料で提供してくれていますので、イラストやアニメーション、今回のように3Dモデリングでリアル寄りの月を制作する時にはもってこいですよ。
NASAさん、めっちゃ太っ腹やん1

NASAのサイト→https://www.nasa.gov/


エルの絵本【笛吹男とパレード】 covered by 雅はつる×カフワ・フラウラテ×流聖

こちらは、雅はつるさん、カフワ・フラウラテさん、流聖さんによる歌ってみた「エルの絵本【笛吹男とパレード】- Sound Horizon」です。
こちらのMV制作を担当しました。
イラストは雅はつるさんです。

今回はSound Horizonの中でも人気の楽曲である「エルの絵本【笛吹男とパレード】」の歌ってみたということですが、この話を頂いた時には嬉しさで体の体温が一気に上がりました。

なぜかというと、実は昔サンホラにガチハマりしていた時期がありまして、お気に入り曲の一つに「エルの絵本【笛吹男とパレード】」があったためです。
今回のご相談がきっかけで大分落ち着いていたサンホラ熱が再び再熱し、現在は作業用BGMの一つとしてヘビロテしています。

今回は動画編集のみを担当したのですが、壮大な世界観を持つ本楽曲の雰囲気に寄り添えるような、どちらかというとエモい雰囲気寄りのMV構成を考案してみました。
「パレードの子供達イラスト」は私の方で制作したのですが、シーンによって「ワープ」エフェクトを利用し、ぐにゃあぁと影が曲がっていくような演出も取り入れています。

その他さまざまな演出を入れていますが、これらのおかげでMVの雰囲気をさらに引き立てられたんじゃないかなと思います。


Calc. / 四葉公

こちらは四葉公さんの歌ってみた「Calc.」になります。こちらのMV制作を担当しました。
イラストはPrima.Merill様になります。

「Calc.」は個人的には懐かしさとエモさを感じる、お気に入り楽曲の一つだったりします。今回はこの歌ってみた楽曲のMV制作を担当しましたが、四葉さんの優しい歌声が本楽曲とマッチしており、新しいCalc.の世界観を目の当たりにすることができたような気がしています。

制作いただいたイラストの雰囲気は「Calc.」の本家MV画像をリファレンスとした構成にされておりましたので、私の方もこれに倣い、イラストを活かしつつそこから想像を広げ、今回のようなMV構成を考案しました。

全体的に画面のグリッジや、リリックの展開(タイプライタみたいな感じ)とか、画像がダウンロードされる時の挙動みたいな演出などなど、「電子、サイバー系」を感じるような演出が多めとなっています

今回の楽曲をより引き立てられるようなMVを目指しましたので、ぜひご覧ください!


まとめ

いかがだったでしょうか?
今月は3件のMVがお披露目されることとなりました。

8月からはフリーランス4年目に突入しますが、今以上にたくさんMVを制作していきたいと思っています!

最後までご覧頂きありがとうございました!
それでは!


MV制作についてのご相談は、サイトのメールフォームXのDMからお気軽にご連絡ください!ココナラでも活動しています。

※MVの作り方、MVイラストについて、MVの依頼の仕方、MVの○○が分からない…などといった「MV」に関する質問・お悩み事がある場合は、こちらからどうぞ!
(回答が遅れる場合もありますので、あらかじめご了承ください)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?