半年~1年の生活費の貯金が貯まってからフリーランスになるべき
こんにちは!イラストレーター兼動画クリエイターの無印かげひと(@kage86kagen)です。
今回は、「半年~1年の生活費の貯金が貯まってからフリーランスになるべき」についてお話しようと思います。
なぜお金を貯めてからフリーランスになるべきなの?
フリーランス関係の書籍を見て見ると、「フリーランスになる前に、ある程度貯金をしておくべき!」という記述が、どの本にもほとんどと言っていいほどあります。
逆に、この「貯金」について詳細を記載されていなかった方の経緯を見て見ると、
・会社を退職した時の退職金があるから大丈夫だから大丈夫だよ
・実家暮らしなので貯金を心配せずにフリーランスへスタートダッシュできる
・フリーランスになる前から知人や関係者の「コネ」があったので、フリーランス1ヶ月目から収入に困らなかった
…といった方が該当しました。
上記のような方であればすぐにフリーラン業を始めても不安は無さそうですが、貯金はあるけれど一家の大黒柱的な立ち位置の方や、実家の援助を受けていない一人暮らしの方の場合だと、そうはいきません。
そういった方達が貯金の少ないままフリーランスを始めようとすると、活動が長く続かない事は想像に難くないと思います...。
そのため、以降からは「フリーランスになって数ヶ月間は、月の生活費さえ稼げないかもしれない…と予感している方」を対象にして、貯蓄についてアドバイスをしたいと思います。
どれくらい貯蓄しておくべき?
では、先ほどの内容に該当する方は、どれくらいのお金を貯蓄してから開業届を出すべきでしょうか?
様々な書籍や私の体験からいくと、およそ「半年~1年間の生活費の貯金が貯まってから、フリーランスとして活動を始めるべき」だと思います。
この場合の「生活費」というのは、お住いの光熱費、食費、税金の支払いなどなどの事を指します。ちなみに”生活費”の基準は、「趣味や娯楽、贅沢品を一切買わずに暮らす...をちょっと軽くしたような感じ」で算出します。
これはどういうことかというと、書籍によっては「贅沢を一切しない生活費で算出するべき」とアドバイスしている方もいますが、趣味や娯楽、ちょっとした贅沢をするためのお金は、「仕事へのモチベーション」にかなり繋がってくるからです。これが一切ないと、よほど信念が強い方でない限りやっていけないと思います。(欲が無い人はいないもんね)
初めての仕事が納品となった時のちょっとしたご褒美だったり、逆に失敗したものの「次を頑張るための自分へのご褒美」として「贅沢費」を使うのも良さそうですね。もちろん、余暇の為の漫画やゲームを購入するため、その分を貯金しておくのも良いと思います。
こういった理由から、貯蓄するお金は「最低限の生活費+ちょっとした娯楽費」で算出すべきだと思います。
なぜ「半年~1年間」分の貯蓄?
次に、「収入が一切なくても生活していけるぐらいの生活費を、半年~1年間分ぐらいあらかじめ貯蓄しておくべき」という理由について紹介したいと思います。
主な理由は下記の通りです。
制作物を納品してから振り込みしてもらうまでの期間が空くから
「お金がないからバイトを兼務して頑張らなきゃ…」を防ぐことができるから(言い換えると、自分のフリーランスのお仕事に全力で取り組むようにするため。バイトする時間はスキル磨きや営業に時間を当てていくべき)
やっぱり何が起こるか分からないから(思わぬ出費や事故で仕事が出来なくなった時の事を考えての貯金)
「貯蓄が尽きるまで頑張ったけど実らなかった…」という”諦め”に気づくことができ、次の道を考える事ができるから
特に「納品から振り込みまでの期間が空くから」というのは、会社員時代ではあまり体験しない事ですので、会社員→フリーランスに転身した方はここの落とし穴にはまりやすいです。
特に企業、法人相手にお仕事をされた場合、「納品したから即振り込み!」となることはあまりありません。納品した月の来月、また再来月以降に振り込みをされる会社がほとんどです。
これは、会社側での事務手続きを効率よく行うために、「月末締め」で処理をしているからです。でないと、会社側の事務手続きが非常ーーーに面倒になります。
経理関係のお仕事が未経験な会社員、または学生→会社を経験せずに即フリーランスになった方の中には、「今月中にお金が欲しいのに、なんですぐに振り込んでくれないんだ!!」とプンプンする方もいるそう...。でも、企業、法人の場合は、こういった事情がある場合もあるのです...。
この「振り込みを待っている間の期間」を事前に知っておくことで、自分はどの時期にどれくらいのお金を持つことになるのか?振り込み待ちの間は収入が無いからあらかじめ○○円貯金しておくか...、といった先を考えて行動することができます。
フリーランス前に貯蓄するべきorしなくてもいける…というのは、個人個人の置かれている環境によって全然異なります。
もし、「貯蓄は必要かも…」と考えている方は、今回の記事を参考にして頂ければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました!
それでは!
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