相談箱より:動画や本とのつきあい方
占星術相談箱からのおたよりです。
ふたたびのご相談ありがとうございます。
以前のご相談はこちらですね。
まず「そういう時期なのか?」という問いに対しては、
「出生図一枚だと時期の判断は難しい」です。
もし「なにかをはじめるのに良くない時期」や長期的な見通しに興味があれば、有料の鑑定をご検討ください。
そのうえで「のめり込もうとするとストップがかかる」という現象について、出生図から探ってみましょう。
前回もお話しましたが、とても柔軟宮のかたです。
「優柔不断」「臨機応変」という表現をしましたが、もうひとつ教科書でいわれやすい表現として「まわりの環境から影響を受けやすい」もあります。
ご相談の内容からいっても、人に感化されて、しかもすぐに自分に取り入れるという行動を起こせる、フットワークの軽いかただと思います。
もちろん良い影響ばかりならよいのですが、悪い影響も素直に受けてしまいます。
ただ「のめり込もうとするとストップがかかる」ということは、生活や体調が深刻に崩れる前の段階で踏みとどまれている、ということでもあります。
頑張りすぎて調子を崩したときに、そのまま頑張り続けてしまうか、調子を崩したことに気づいてペースを落とせるかはかなり重要です。
生まれ持った傾向からいって「周囲の影響を受けずに過ごす」ことは無理です。
だからこそ「良い影響」と「悪い影響」を見分け、良いものを選び取る訓練を重ねることが必要でしょう。
動画や本とのつきあい方ですが「新しいものにどんどん触れる」のはぜひ続けたほうがいいと思います。
その中で、自分の体調や精神がどう振れるかに注意を払い「まずいな」と思ったらその原因をすばやく切り離す、ということができるといいでしょう。
絶え間なくインプットを続けられるのは希有な才能です。
そうであってこそ、広い見識や偏らないものの見方も身につきます。
問題なのは、悪い影響を受けたときに引っ張られてしまうことです。
影響を受けることが避け得ない以上、自分の受けた影響が良いか悪いかにとくに注意を払う必要があります。
あとまあ、個人的にはYouTubeの動画は「興味を持つきっかけ」以上にはならないと思うので、もし「この動画おもしろい」と思ったら、そのテーマについて図書館などで調べてみると、より確実で公正な知識を深められるのではないでしょうか。
ビジネス系の公式LINEが「ヤバいかも?」と思ったのは、たぶん「その公式LINEからの情報しか見えなくなる」可能性のためです。
常にいろいろな情報源に触れ、あらゆる情報源に相対的な判断を下せる状態でいれば、本当にヤバくてもそれを切り捨てることができます。
「影響を受けたとき、もう一歩踏み込んで自分から調べてみる」ことで、その情報源の正確性や善し悪しを見極めることもできます。
「自分にとって良いか悪いか」に軸を置くことで、振り回されずにすみます。
「これいいな、真似してみよう」が「あの人みたいになりたい」ではなく「これって自分に役立つかも」という視点からの挑戦であるといいと思います。
つまり「自分にとって必要でない」と思ったら、一度取り入れたりはじめたものでもすぐにやめてよい、ということです。
さらに、いったんやめたものでも、やっぱりあれ良かったな、と思ったら再開していいのです。
そういう揺れ動きを繰り返すうちに、本当に自分にとって重要なものが自然と残っていくはずです。
これまでのご相談はマガジン「占星術相談箱」にまとめています。
創作関係のお悩み・病気のお悩みが多め。
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出生日時を教えたくない場合、タロットで占いますので「はとさん通信」に送ってください。
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