交差する文化と言葉

俺は思考は言語があってこそ成立すると思っているので、英語教育なんかより日本語教育を強化した方が良くね?と思ってる派です。

最近、息抜きにVALORANTやってるんだが、これがオモロい。まじオモロい。覇権だわ、こりゃ。アイアン1でチマチマ、ゲラゲラやり始めたばっかだけど、オモ。

ヴァロラントはFPSの中でも爆破系というジャンルらしく、ゲーム内での戦略が占める割合が大きいので、俺の好みに合う。合うぅ〜

攻撃側と防御側に分かれて、攻撃側はマップによって異なる2〜3箇所のエリアに爆弾を設置して、一定時間待てばクリア。防御側は阻止すればクリア。これを何本もやって13勝すれば勝ち。みたいなルール。敵を全滅させてもクリアになったりする。

なので、そのエリアを奪ったり守ったり、奪われたのを取り返したり、というのがゲームの見どころ。マップの作りが良く出来てるからだと思うが、どうやったら奪えるか、守れるか、みたいな戦略が見ててもやっててもオモロい。

単純に撃ち合って勝てば良いんじゃなく、2対1の状況を作ったり、一方的に打ち勝てる位置を確保したり、という部分が重要なので、戦略が大事になる。

そのエリアを奪うのがまず基本なんだが、いい感じに入口が狭くて基本的に守る側が有利なんだけど、2つエリアがあるからどっちから来るかわからんし、狭いけど入口は二つ三つあったりするから、どう守ってどう攻めるか、みたいなのがオモロい。

んで、バロラントはアビリティっつって、閃光弾投げたり回復したり、キャラによって色んなワザがあってそれを駆使したりすんのよね。

ヴァロラントの説明おわり。

本題は、全然知らない文化に触れるとオモロいし学びあるわーと、言葉の交差について。

説明した通り、バロラントではまずエリアを確保するのがひとまずの目標なんだが、最初やり始めの頃はエリアに入った瞬間に撃ち殺されるわけだ。どこから撃たれたかも分からないまま。向こうがガッツリ守ってるから。

じゃ、どうするかっていうと、閃光弾をバッと投げて、向こうがアチャチャ〜ってなってる隙に入っていって、敵がいないか確認して、いたら倒して、みたいな感じで入ってくんだけど。

ゲームとかスポーツって特にそうだと思うし、色んな分野がそうだけど、やる側も見る側も実況解説とかも、↑で説明したエリアに入る時の事をいちいち言葉に出来ないじゃない。
だから「エントリー」って用語があるのね。

良いでしょ、エントリー。初めて聞いた時でも一発で何のことか分かるのも凄いし。

フラッシュ入れてエントリー、みたいな短い言葉で、それが何の為に何処にどうやって、そして次に何するかを伝わるわけだ。

例えばサッカーで言うオフサイドトラップとかもそうよね。あのつまんねぇ作戦。

あと、大会で実況がめっちゃ驚いててそれで知った言葉で、エントリーした時に「ドライ!?」って叫んでて、うわこれも凄い、パツイチで伝わるわーって思って、一口サイズの感動した。アビリティ使わずにエントリーする事で気付かれずにエントリーする事だと思うんだけど、合ってると思う。

VALORANT、最近よく話題になるから一応どんな文化か知っておこうと思って始めたけど、オモロいし早速勉強になったわ。良かった良かった。

俺は、言葉がかなり好きなんだけど、とは言っても学びの量が少ないので堂々とは公言できない程度だけど、まぁ、人類が作ったものの中で多分一番好きで、そこそこ気にかけるんだが、やっぱり自分にない文化が持つ言葉って新鮮だし面白いしパワーがあるし勉強になる。

ちょっと遠い話だけど、ラジオとかで俺が知らない娯楽とか文化の話をめっちゃしてるのとか、理解出来ないけど楽しいもんね。それは多分、理解出来ないなりに、そこに多くの情報がある事を感じるからだと思う。

だからやっぱり、相手が知らないであろう言葉だったり用語だったりしても、洗練されてて面白かったらもうそのまま使って良いんだよね。その代わり良い言葉をしっかり探して。良い歌詞書く時もそういうの忘れずにいたいっすわ。

そんなこんなで、それから俺は曲書く時にAメロからBメロに入る時とかを「エントリー」と呼んでる。シンセでエントリーするか、とか、エントリーは4発キック抜くだけにしてシブくするか、とか。派手にエントリーしても撃ち殺されたりするしね。


そう言えば、ザーサイってめっちゃ良いエントリーだよね。

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