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決心覚悟の実践こそ己を救う

先日、経営者の皆様の前で講話する機会を
いただきました。人前で話すこと自体は
それなりに数もこなして来たのですが、
初めての方々とあって、話す内容は
自分のコンテンツの中から皆様に喜ばれる
確度の高いものを選び、準備して来ました。

その講話前日に懇親会があり、宴も竹縄という
タイミングでした。尊敬する大先輩の女性から
「あのね、面白い話をする人は沢山いる。
 けども結局“残らない”のよそんな話は。
 “残らない”話をしても時間の無駄なのよ!」

「話が上手い人に限って言葉巧みに
 面白い話をしたがるのよ。でもこれは
 実は“罠“なんだって。自己満足のね!」

だからあなたは面白い話ではなくて
 【心に刺さる話】をしないと!
 それこそ人を動かし人を幸せにする、
 そんな貴重な時間になるんだからね!」

酔いが良い感じで回って来た時でしたが、
私は痛いところを突かれた氣がして、
考え込んでしまいました。
 
実は先ほど書いたように“確度の高い話”では
あったのですが【心に刺さる話】かと言うと
断言出来ない弱さがあったのです。
そこをまさに突かれたのです…。

懇親会は終わり、宿泊のホテルの部屋に
帰ったのは21時過ぎ。そこからお風呂に入り
22時にPCを開き、原稿を見直しました。
「一体何を話せば皆さんの心に刺さるか…」
 
あれこれ逡巡しました。
ホテルの無音に近い部屋で、時間が静かに
過ぎていきます。
 
これ以上“面白い話”“役に立つ話“を追加
しても結局ブレイクスルーにはならない。
さて、どうしようか…。
 
そうか、と閃きました。
【人様の心に刺さる内容とは、
 自分の心を貫いた経験や伝えたいこと】
であるということに。

早速スライド資料の最後にメッセージを
入れ込みました。そして私自身が
【今回が人生最後の講話であるなら】
という覚悟を決めました。
 
次回がある、と思うとそれなりの内容で
良いのですが【今生最後】となると
本当に伝えたいこと、遺したいことを
全部出しで言い切るしかないと決めました。
 
最後のスライドは完成しました。しかし
後は資料に頼らず、本音・本心・本氣で
直球ど真ん中で直観を信じてその時に
降りて来たことを話そうと決めました。
 
「聞き手が素晴らしいから、きっと
 講話は大成功する」と決めて。
 
実はその講話は朝6時から始まるもので、
朝礼に出るには4時には起きていないと
間に合わない機会だったのです。
資料を修正し、寝たのが午前1時。
起きたのが午前4時。3時間しか
寝られませんでしたが、出来る限りの
叡智と志を使い切ったので、私は
充実感に溢れていました。 
 

講話を終えて。
 
 
皆さんからは大変良い評価を頂きました。
私自身も「限界突破が出来た」と自負出来た
ひと時でした。自他共に喜べる状況とは、
こんなに心地良いのだと実感しました。
今回の学びは

①安定安寧に安住しないで、常に自分自身の
 限界越えに挑戦する

②本音・本心・本氣で挑んだ先には
 素晴らしい経験値が確実に残る

③自信とは限界越えの経験値がもたらし、
 自尊心とは挑戦したという自負心が支える

ということでした。
 
つまり【決心覚悟の実践こそ己を救う】という
氣づきでした。

  
今回のお話が、
どうか皆様の心根に響きますように✨ 

◎今日のひとこと◎
 
「決心覚悟の実践こそが己を救い、
 己を救える者が人様を救える」
 
  中本明宏(輝きクリエイター)


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