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膀胱内に腫瘍があることが確定、手術へ

行きつけの病院から大学病院への紹介状

 予約をした行きつけの病院に健康診断で渡された紹介状と腹部エコー写真を持って出掛ける。実際に内視鏡で見ないとわからないとは言われるだろうが、悪いものと決まったものではない。 そんな心持ちで出掛けた。
 エコー写真を見た担当の方は、「どんなものかはわからないが、何かある可能性は高い。」と言った。 細胞診はいきつけの病院でやってしまって、内視鏡検査は大学病院で行うとことに。この日は細胞診のための尿検査だけ行って帰った。

 膀胱に腫瘍がある場合、高い確率で癌である。しかし、今の私には発覚の主要因である肉眼的血尿も、頻尿もない。きっと、そのすくない確率の方なんだろう。そんな風に思っていた。 実際、細胞診の結果もクラスは2で明らかな細胞異常は認められないという診断だった。良かった。やっぱり大したことはないのだ。 そう思って、夫には細胞診の結果を話した。

 癌であった場合にも、浸潤していない場合、再発率は高いものの、基本的には切除が可能。手術も尿道を通して行なうため皮膚の切開等はない。

そんな情報も頭に入れていたからか、近くにある大学病院への紹介状もあまり深刻なものには思えなかった。

乳頭状の腫瘍を確認、手術に向けた手続がはじまる

 出来るだけ早いほうが良いという医師からの助言も受けたため、そこから1週間後くらいの早いタイミングで内視鏡を受けにいった。こういう時に、出来るだけ早い対応を、と会社もあと押しをしてくれるのがありがたい。今の会社に居る間にわかって良かった。

 内視鏡検査は、尿道を通じて膀胱内を内視鏡でみるもの。女性は尿道が短いため男性に比べて痛み等は少ないらしいと聞いていたが、痛みは全くなかった。子宮を内視鏡ででみた時の方が痛かった・・。

 唯一大変なのは当たり前だが普段閉めている尿道がカメラが入ることによって開くこと、また多分水分も入れながらやって居るので、その感覚に慣れなかったこと。妙に力が入ってしまった。

 内視鏡で見ているので、何かあったかそれともなかったのかはすぐに判断がつく。結果は1つの乳頭状の腫瘍と、少し小さめのなりかけているもの2つがあるということだった。 モニターには自分で調べた時にもよくでてきていた「イソギンチャクのような」ものが粘膜から生えているのが映っていた。

   大したことはない。そう思っていても、調べた膀胱癌の画像と、自分の体内にあるものを映した画が一致したことにショックを受けた。

「この腫瘍が良いものか、悪いものかは取ってみないとわからない。何れにしても腫瘍がある状態ではあるので、手術を勧めたい」と話すと医師。私もそれにはまったく異存がなかったので、同意。 各種検査を行っていくことになった。

    何にしても取るに越したことはない。手術に向けた準備を始める。

 

 何をどういう順番で行ったのかは忘れたけれど、以下の内容をおこなったと思う(忘れているものもあるかも)

・採血
・呼吸機能検査
・心電図
・レントゲン
・CTスキャン(造影剤あり)
・骨シンチ
・麻酔科の説明
・歯科医師によるチェックと説明
・手術方針とリスクに関する説明

 手術はできる限り早い方が良いということで、1週間に1回くらいは病院に通った様に思う。もう一方の婦人科の健診もあったから尚更。
なお、転職前の最後の子作りをしようと話していた月だったが、やはり麻酔による影響等気になるとことから、この月は見送ることに。
 この先何があるかはわからないが、きっとストレスも大きくなってしまうだろうからそうして良かったのだと、いまも思っている。

  ここからトントンと驚くほど早く、手術に向けた手続き等が進められていくことになる。

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