誕生日?

テレビで、「フランスで誕生日をむかえた」という人がいた。

誕生日って、生まれてからちょうど○年の日、なのだから、誕生日はどこにいようと日本時間で迎えるべきなんじゃなかろうか。

そのテレビの人がフランスにいながら日本時間の誕生日を迎えたのか、フランス時間でごまかしたのかは定かではない。

しかしそもそも誕生日というのも変だ。
誕生日が言う「生まれた」は、胎内から体外へ、居場所が変わっただけの日にすぎない。

「誕生」の言葉に忠実に、いのちが始まった日と考えると、それはいつなのだろうか。
いや、いのちがはじまったというよりは、1個体に分かれた日と言うべきか。

胎内では、母親と繋がっている。繋がっているならまだ個体として分かれていない?
いやしかし、受精卵になった瞬間は、まだ繋がっていないはずだ。
繋がっているかどうかは個体かどうか考えるのに最適な定義ではなさそうだ。

やはり受精卵が成った瞬間が、個体として独立した日、とするのが最適か。

となると真の誕生日とは……


うん、やはり誕生日とは胎外に移動した日でいいだろう。
それがいいね。
というか、数え年ってのも便利なシステムだね。

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