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2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ ピーター・ディアマンディス/スティーブン・コトラー



● 第1部では、現在エクスポネンシャルな成長曲線をたどっている九つのテクノロジーについて、現在どのような状態にあり、どこへ向かうのかを見ていく。

●第2部では、八つの産業に注目し、テクノロジーのコンバージェンスがどのように世界のあり方を変えているかを見ていく。

● 第3部はさらに視野を広げ、人類の進歩をおびやかす気候変動、経済、生存にかかわるリスクを見ていく。続いて10年先ではなく100年先を視野に入れ、五つの大移動に注目する。
 ①気候変動
 ②都市
 ③バーチャル世界
 ④宇宙
 ⑤脳意識

●エクスポネンシャル・テクノロジー
①量子コンピュータ
②AI
③輸送ネットワーク
④ロボット
⑤VR
⑥AR
⑦3Dプリンティング
⑧ブロックチェーン
⑨材料科学
→これらの技術がコンバージェンスして様々な技術革新が進んでいたんですね

・著者2人の「コンバージェンス」で成立した本

・様々な技術がコンバージェンス(融合)してエクスポネンシャル(加速的に)進化している。

・世代ごとで生活が変わるどころか、数ヶ月で革命が起きる時代


・空飛ぶ車
→機械学習、材料科学、3Dプリンティング、電池

・ハイパーループ
 → パワーエレクトロニクス、計算論モデリング、材料科学、3Dプリンティングの加速度的進歩のおかげ
 →ニューヨークからワシントンD.C.までトンネルを掘削するとツイートして7ヶ月後には計画をスタート 早いし行動力がすごい!

・買い物の未来
 →注文、製造、配達

・広告の未来
 →パーソナライズされたものになる

・エンタメの未来

・教育の未来
 → 教育制度は18世紀の産物で、子供たちをバッチ処理して、工場労働者に仕立てることを目的としていた。しかし今日の世界はまるで違っている。教育制度が今日のニーズに対応できないのはこのため

・医療の未来
 → シックケアからヘルスケアへの変化だ。遡及的で、事後対応的で、一般的なシステムから、予見的、事前対応的、そして個別化されたシステムへの転換
 →大手テクノロジー企業の参戦(Google、Apple等)消費者の自宅に入り込んでおり、人工知能に取り組んでおり、しかも消費者データの収集と分析に精通している。
 →バーチャルドクター、モバイルヘルス(ウェラブル端末等)まもなくスマホがかかりつけ医になる
 →ゲノム編集により治療が可能になっている

・寿命延長の未来
 → 「永遠の命は手に入るか」という問いの答えはまだ出ていない。だが100歳の人を再び60歳に戻すこと、すなわち人間の生存期間を大幅に延ばすことは、すでに「できるかどうか」から「いつできるか」の問題に移った。

・食料の未来
 →培養肉により、動物界で初めて他の動物に一切危害を加えずにそのタンパク質を摂取する種になる。そして、食糧危機も乗り越えられる

・すぐ先に待ち受けている未来を見通し、来るべき事態に適応する機敏さを持つことが重要な時代


 ここに書かれているテクノロジーは、もうすでにあるもの

 日常生活の「当たり前」になる日も近いようだ


 だがテクノロジーがこれだけ加速的に進化している為、

 人がその進化についていけなくなっているのではないかと感じた。

 この進化についていけない人、ついていける人の格差は大きくなっていくだろう。

 また、テクノロジー限界も近づいているのかもしれない。

 もし、このまま進化していっても画期的な進化はしていかないのかもしれない。

 2030年辺りからの進化は、「今」よりも加速度的な進化にはならないのかもしれない。

 しかし、ここに書かれていた世界は非常にワクワクするし、早く日常として体験してみたいと思った。

 子どもの頃に憧れた世界がすぐそこまで来てる!

 
 
 

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