VTuberの結婚はVTuberがただの二次元アバターであることの証明だ

届木ウカなるVTuberが結婚したことを報告したらしい。

もちろん名前すら知らないし、これからも配信を見ることは永久にないVTuberだが、結婚そのものはめでたいことで、よいことであろう。

また、結婚をちゃんと発表したことも、筆者が繰り返し言ってきた「客を騙して金儲けするな」という言葉に従ったもので、好感の持てる姿勢であった。(だからと言って配信を見ることは無い)

まあ、新社会人になってしんどかったとか言ってるようなのが、結婚してこれから環境も変わり、もしかしたら子供ができ、年もとっていく中で、「活動の縮小や引退の予定は今後80年はありません」などという言葉を守れるとは普通は考えられない。若いうちは自分が年を取ったときのことなど想像もつかないからだ。若くて元気な独身20代の時の活力がそのまま維持できる人がどれだけいるだろうか。そのことは自分が20代のときには分からないのである。VTuberは人間で、年を取るからである。ただまあ、頑張ろうという姿勢そのものは応援したいと思う。(だからと言って配信を見ることは無い)

さて、そんなことより私が言いたいのはタイトルに書いている内容についてである。「2次元アバターだって、いや、そんなの当たり前だろ!」と思っている人も大勢いるだろう。また、「2次元アバターだから良い」と思っている人もいるだろう。それはいい。

しかしそうでないものがいる。

なんと、「VTuberはバーチャルに生きているんだ!」と主張しているVTuberがいるのである!!

届木ウカなるVTuberは、自分の私生活についてしっかり表に出しているわけで、どう見ても現実世界に生きている。バーチャル世界になど生きていない。日本国に婚姻届を出したのである。あの報告を出して、また、受け取って、それでもあの子はバーチャル世界に生きているんだ!!などと考えることは到底できないし、そう信じなければ自我が保てないぐらいの人間以外は、要するにただの二次元アバターだと解釈するであろう。

最初は2次元アバターでオタクを掴み、最終的には2次元アバターを捨てて顔出しにしたほうが儲かるんだとか最近はそういう流れもかなりあるようで、なんにでもなれるVTuberとかいう当初の妄想はほとんど潰れてきていると言って良いし、また、VTuberファンの側もそれを受け入れてきていると言えるだろう。

その事実そのものは、別にどうでもよい。

ただ言えることは、あんだけVTuberを新しいものとして持ち上げた割には、2次元アバターという昔からあった普通のものとして受容されてしまったという事実があるということだ。

そう、昔からあった普通のものなのだ。

VTuberは凄い!などという妄想を持ち続けるのは止めよ。

2次元アバターを被ってたら人の精神の方も変わるとか、いや別にそんなの新しいことでもなんでもなくね?人間って昔からそういうもんじゃね?という話だよね?

画面映えする二次元アバターを使う配信者のことをVTuberと呼ぶ、それでよくねえか?それ以外の事実なんてないだろう。誇張する必要などないだろう。