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IT土方の処世術

お世話になっております。
部下のかがみと申します。

今回は真面目にも、私がIT土方として現場で気をつけていることをしたためようと思います。

①連絡はマメにする

元々現場にいる人からすれば、どのくらいの責任感を持って取り組んでくれるのか、どのくらい行動力・理解力があるかということを探り探り進めていくことになります。なので、常に新入りの行動を気にかけながら、自身のタスクを進めるという上司の方もいらっしゃいます。逐一確認されるよりも、自分からタスクの進捗報告をして報告する方が好印象だと思うので、連絡をマメにしています。
というのは建前で、とりあえず連絡しておけば責任転嫁できます。
SESによくある時間報酬の契約では成果物を求められることはありません(建前では)。極論を言うと何かを完成させなくてもいいのです。ただ、連絡を怠ると現場の人に迷惑を掛ける&&労働力(スキル)の提供という面で出向いているので、そこは持ちつ持たれつ良い感じに責任転嫁していきます(キャッチアップ期間がなかったり、事前連絡にないスペック以上のことを求められたりすることもあるようなので、なかなか現場が求める労働力(スキル)を契約期間内にフルで提供しきるのが難しい部分はあると思います)。

②できない時は前もって言う

いいですか・・・「できます!!」と言って、期限ギリギリで「できません!!」は最悪です。
時間をかけて、じっくりコトコト煮込んでいいのはスープだけです。
巻き込まれた日には、帰宅後にスーパードライという名のエリクサーで全回復するほかありません。

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できる>>>>越えられない壁>>>>早期に「できません」と言う>>>>>最初から断る>>>>>>>>壁を超えないで>>>>>>>>期限間近で「できません」と言う

と、まあ、図示してみるとSESと自社開発の間にある超えられない壁ほどに大きな壁があります(にっこり)。

③何が分かっていないのか、どこまで分かっていないのかを言語化する

これは特に、相手も人手不足ということが多いので、できるだけ教育コストを下げれるようにと思って行っています(えっへん)★
と、偉そうに書いてみましたが、「分からないです(ドヤ)」と言うと、相手を困惑させてしまうことが多かったのでやっています。すまんやで。

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どの会社も文化を持っていて、派遣先の社員さんは知らずのうちにその文化がスタンダードになっています(仕事のスピード感とか、仕事の振り分け方とか、タスク管理とか)。なので、外部から来たら「そんな文化なの!?」と思うことが、派遣先の社員さんにとっては当たり前だったりします。お互いに分からないことが分からなくて伝達のモレが発生しないよう、文化が違うなと感じた部分は確認をするようにしています。国内にいながら異文化交流ができますね★

④真っ先に誠実そうで色々教えてくれそうな人を探す

こちらは部下(下っ端)の本領発揮ともいえる部分ではないでしょうか。
いいですか・・・部下スカウターをフル活用して戦闘力が高い先輩を探してください。

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戦闘力が高い先輩を発見したら、猛烈な勢いでゴマをすってください。


=====ここから⑤までは真面目なことを書いています========読んでやってもいいぜ、というそこのあなただけどうぞ。

教える人が付いてくれることもあるのですが、話の内容があやふやだったり、伝えるべきことを意図せず端折る人もいます。経験値の差もあるので教える人の問題ではなく、相性の問題だったり、仕事の正確性という観点から、より正確に教えてくれる人と仲良くなっておくとスムーズだということです。忙しそうな上司に聞くほどでもないけれど分からない、という時に質問をしやすかったりします。よく、SESは現場が変わって精神的にストレスを受けるというデメリットが挙げられますが、最初に質問できる先輩を捕まえることでこの精神的ストレスを軽減できたりします。

【戦闘力が高い先輩の特徴】
・正直に分からないことは分からないと言ってくれる人
・間違ったことを言った時にきちんと訂正してくれる人
・「〜だから」「〜なので」と論理立てて客観的な証拠をもとに教えてくれる人
・こちらが質問する以上のことを教えてくれる人
・言語能力が高い人
==============マジメナ線🐕==============

⑤「分からない時は頼らせてもらいます」と言う

リモートだったり、忙しい現場の場合は「頼ります」と明確に誰かへ伝えることで精神的負担を減らせたりします。ただ、「頼ります」が「依存」だと捉えられないように、猛烈な勢いでゴマをすります(2回目)。セサミンを抽出する勢いでゴマをすります。そうして相手の目を誤魔化します。「サーセン、パイセンまじありがたいっす。」というスタンスで、舎弟のごとく可愛がってもらおうという作戦です。

⑥最初だけはやる気の塊と化す

入場(現場に初出社)した瞬間からMajiでKaeritai5秒前ですが、「みんなー!お仕事はっじまるよー★」と歌のおねえさんのようにやる気を演出します。そのおかげで時々、こだまになっていても、みんなからは見えなくなります。

こだま

(時計回りの順で)Ⅰ.疲れてほうける筆者 Ⅱ.虚空を見つめ出した筆者 Ⅲ.残業が確定した筆者 Ⅳ.36協定を見つめる筆者 Ⅴ.over36協定の筆者

まとめ

ざっとIT土方の私が現場で気をつけていることを紹介しました。
いかにゴマをすりまくっているかということが露呈したと思います。皆さんも良き部下ライフをお過ごしください。

ゴマ


【本日の用語】
 36協定(さぶろくきょうてい)
 何やらよく分からないが、良心のある現場や会社に所属していると存在する何やらよく分からないボーダーライン。36を超えると限界突破サバイバーで超サイヤ人になれるらしい。​

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