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電子式【改】
※期間限定無料。本記事は電子書籍出版後に有料記事になります。予めご承知おきください。2021/8月現在
電子配置のモデルを表したものを 電子式 といいます。
元素記号の周りに、最外殻電子を黒い点 で並べます。次のように、元素記号の上下左右に最外殻電子を分けてかきます。窒素N は原子番号が7番なので、電子を7コもっています。K殻に2コ、L殻に5コ入るため、最外殻電子は5コです。
最外殻電子が5コ以上の時、電子対ができます。対を作っていない電子を 不対電子 といいます。例えば、水素分子H2 ができるときは、水素原子Hが持つ不対電子1コをそれぞれ出し合って、共有した電子対ができます。これを 共有電子対 といいます。
原子間で共有された電子対を 共有電子対、共有されていない電子対を 非共有電子対 といいます。
続いて、水分子H2Oの例を見てみましょう。
それぞれの水素原子 H は不対電子を1コもっていて、酸素原子 O は不対電子を2コもっています。よって、H原子と O原子の間に 共有電子対が2組 できます。また、もともと O原子は電子対を2つもっていました。 O原子とH原子が結びついたあとも、共有されてない電子対は2つあることになります。以上より、水分子には、共有電子対は2組、非共有電子対も2組あることになります。
塩素分子Cl2についてです。塩素原子は最外殻電子が7コあります。電子対は3つ、不対電子は1つあることになります。よって、塩素分子をつくったときに、共有電子対が1組、非共有電子対が6組あることになります。
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