ベーシックインカムの意味を理解しているか?

先日、グレートリセットの意味を理解しているかという記事を書いた。
グレートリセットの言葉の意味を理解しているか?|KAZU@AQUOIBONISTE|note

グレートリセットもベーシックインカムも、共産主義者のお得意な言葉遊びである。
どのような手口で言葉遊びをして、人々を騙すかについて説明しよう。

ビジネスの世界でも、政治の世界でも、同じネタの焼き直しというものがあって、前に出した商品を、中身をそのままに、商品名だけを変えて「新発売!」するようなものがある。

例えば、全く同じバニラアイスを、「グレートシンプルアイス」とか、「ベーシックアイス」という名前の商品名で出す。
なんてことはない。
バニラアイスはアイスクリームの中で、最も単純=シンプルだから、「グレートシンプル=バニラ」アイスという命名をする。
または、バニラアイスはアイスクリームの中で、もっとも標準的なアイスだから、「ベーシック」アイスという命名をする。

通常の食品メーカーであれば、今までのバニラアイスとは少しだけ違う内容にして、隠し味によってより美味しくなったとか、うまみ成分を加えることで、グレードアップするとともに、商品名を「新バニラアイス」としたり、「極バニラ」としたり、「新感覚バニラ」といったような商品名とするのが、よくあるリニューアルの形態である。
断っておくが、こういった商品を刷新する際に、味が悪くなるような場合もあり、一気に売り上げが下がって、真摯に「商品の中身を元に戻す」ということが行われることもあるのだ。

それが、共産主義者に至っては、中身はそのままに、名前を大きく変えるのだ。
今まで販売していたバニラアイスを「新世界秩序アイス」とか、「ワンワールドオーダーアイス」とか、謎の名前を付けるのだ。

この例はバニラアイスなので、しょせんはバニラアイスの話である。
物凄く期待して食べたとしても、バニラアイスの満足度は得られる。

しかし、「ベーシックインカム」と言われて、ふたを開けてみたら、「共産主義革命による全国民奴隷化政策」と言われたら、どうだろうか。
普通の人であれば、「共産主義」と言われた瞬間に拒否反応を示すだろうが、「共産主義」という名前を使うと聞こえが悪いので、名前を変えて忍び寄ってくるのである。
ベーシックインカム導入前までは、「幸せな生活をするのに、十分な最低限の収入が保障されますよ」という甘い言葉でもって近づいてきて、導入後に「予算が足りません」といって、じわじわと国民の首を絞めて奴隷化するのが共産主義者のやり方であり、我々は散々、旧ソ連などの共産主義国でその惨劇を見たはずである。

詐欺師と共産主義者は耳心地の良い言葉で静かにすり寄ってくるものだ。
油断してはならない。

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