現代は問題が発生すると、問題の本質や物事の根本を考えずに薬に飛びつく人で溢れかえっている

現代社会は問題だらけになっている。
実は、「問題」とされていることの多くも実は「問題ではない」場合も多い。
その実態は、「問題ではない」のに、「問題」が起きていると錯覚させられたり騙されたりすることによって、「解決が必要ですよ!」と言って騙されることが多いのが、現代社会特有の問題である。

現代では自ら「問題」を創り出して、「問題ではない」ものを「問題」にしてしまうような人たちもいる。
ファイザー社が新型コロナウイルスを作らせておいて、自分たちは新型コロナワクチンを開発しておき、新型コロナウイルスが世界的脅威だとWHOと共謀して煽り立てておいて、「新型コロナワクチンが出来ました!これが唯一の問題の解決策です!」として市場投入し、莫大な富を得ると共に膨大な人々を死に追いやったり、重篤な後遺症に悩ませるに至った。

世界中にはこのように、「問題」などなかったところに、「問題」を創り出して解決しなければならない「問題」に仕立て上げる人たちがおり、一般にこれをマッチポンプ(自作自演)と言う。

筆者は仕事柄、コンサルティング的な立場にいるため、いろんな人がいろんな問題を抱えているときに、その「問題」の本質を整理して解決策を提示するのだが、恐ろしいことに「実は問題など起きてないですよ、そのままでいいんですよ」というアドバイスをする時、「問題は起きてなかった!良かった!」と安心する人もいれば、「なんてことを言うんだ!どう対処したら良いか、教えろ!」と言って何故か怒り出す人がいる。
そのように怒り出す人の共通点は、何でも良いから、簡単に解決できそうな薬を提示して、「この薬を飲めば解決しますよ」という提案をすると何故か満足するのだ。

人間は何故か、「問題に直面した!」と思った時に、「実は何もしなくても良かった」という現実を受け入れられず、「この薬を飲めば解決します」という謎の提案をされて「薬を飲む」という行動をすることで「問題が解決した」という安心感を得るということが往々にしてある。
何もしないということが不安でたまらず、「薬を飲む」という行動が、現状をさらに悪化する場合であっても、何故か「薬を飲む」という行動をとることで安心するようなのだ。

薬には大体、副作用がつきものである。
そもそも薬には主作用しかなく、本当は副作用と呼んでいるものは主作用でしかなく、副作用と呼んでいる不都合な効果を含めて、薬というものがどういうものかという根本的なところを本来ならば考えねばならないのだ。
だが、薬の主作用と呼んでいるものしか見ず、副作用はないものとして蓋をして、「とりあえず薬を飲んだら解決するから、薬を飲みさえすれば良いのだ」という発想が、世の中の至る所に蔓延している。
このような思想でもって、人々は薬漬けの状態になり、社会は副作用だらけの状態になっている。
多くの人は自分が薬に飛びついていることさえ気づいておらず、薬漬けになっていることにすら気づいていない。

世の中は中毒者だらけということだ。
様々な社会問題が解決されるかは、このように状況を直視できるかがカギとなるのだ。


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