日本人の死因が世界と比べて異常である現実を知ろう

人は必ず死ぬ。
だが、あまり死ぬことを意識して生きている人を見ることがない。
生きる目的ができれば、おのずと「死に方」「死の迎え方」も定まってくるように思う。

死を考える上で、どのような死に方が正常であるかを考えれば、今の日本がいかに異常な状態であるかがわかる。

原始時代や先住民は、若者は怪我や狩りで死に、老人は老衰で死んだ。
人が集まって生活をしはじめてから、集住による不衛生から疫病が流行り、疫病による死が増えた。
そして、現代人は生活習慣病や癌で死ぬようになった。
現在、癌で死ぬ原因がわかってきたため、多くの国では癌による死因は急激に減ってきている。

しかし日本では今、40歳までは自殺がダントツで40歳以降は2人に1人が癌で死ぬのだ。
これは世界の中でも異常である。
世界中で若者が死ぬ原因は事故死である。
事故死もあってはならない。
しかし、自殺は事故死とは比べ物にならないほど許されないことだ。

自殺が多いのは社会が病んでいる証拠だ。
自殺にも色々理由があるだろうが、未来を悲観したり、救われないと精神的に病むことにより、自ら命を落とすのだ。

あなたに子供がいたとしよう。
多くの親は子供が可愛くてたまらないし、自分よりも大切な存在になる。
その子供が自ら命を絶つことほど、許せないことはないだろう。

日本人は自殺を美化するところがあり、他の死因に比べ、あまり深刻な問題にしないように思う。
自殺を美化するのをやめよう
「一家心中」は完全に死を美化している。
一家心中で子供が本当に死にたいと選んだといえるか?
単なる死なばもろともの道連れ他殺を「一家心中」という言葉で美化している。
自殺の道連れでの殺人を「一家心中」と美化しているのだ。

社会全体で自殺が多いというのは社会問題であり、その責任は大人にあり、職業的には政治家にあるはずだ。
殆どの政治家は、社会の自殺問題をとりあえず、真摯に取り組まない。
われわれはこれにNOを突きつけ、われわれの未来を担う子供たちを大切にし、守らなければならないのだ。

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