CTILという検閲機関が2018年に米軍と英軍の諜報部隊を中心に発足されていた事が内部告発された

ジョージ・オーウェルの『1984』をご存知だろうか?
共産主義による監視社会をイギリス人のユーモアたっぷりに描かれた小説だ。

『1984』という小説の中の悪夢が既に2018年にアメリカ軍とイギリス軍が共同で諜報部隊によってCTILという組織を立ち上げて具現化されていた事が、CTILの諜報関係者による2023年11月28日に内部告発されることによって、その実態が発覚した。
CTILとは、Cyber Threat Intelligence Leagueの略で、「サイバー攻撃に対する脅威に対する諜報機関同盟」というような意味である。
サイバー攻撃対策という名目を立てておきながら、実際には都合の悪い言論を「誤情報」として取り締まる検閲機関であったのだ。

そもそも「誤情報」とは何なのか。
民主主義社会では、民主主義という前提に立つと、全ての言論は原則、あらゆる思想を抱くことや発信することの自由を認められるのが大原則である。
言論の自由があることを奇禍として、時には誤情報や嘘を流すことも横行していることは事実だ。
現状でも、誤情報をもとに金融市場を操作すれば、風説の流布などの罪で刑罰が科されるし、嘘をついて詐欺罪が成立すれば刑罰が科される。
このような処罰は既になされているにも関わらず、さらに「誤情報」を「統治」するとは、どういうことなのだろうか。
これまでの米バイデン政権や日本政府、その他の政府がが行ってきた言論弾圧政策から素直に想像すると、政権が許容する思想以外の思想は全て「誤情報」として認識し、それを「統治」するという名目で弾圧することに他ならないだろう。
それはつまり、ジョージ・オーウェルの「1984」における「真理省」を実現することに他ならない。


筆者が様々な論点から既に警告しているように、世界のあらゆる政府、あらゆるメディア、あらゆるインターネットの媒体が、既に世界の支配者たちに乗っ取られ、世界の支配者たちによってそれらは間接的に支配されている。
世界の支配者たちによって世界中のあらゆる情報がゆがめられ、われわれの言論は検閲され、統制され、弾圧されている。

これからも今回のCTILのような存在が他にも存在したことが明らかにされていくだろう。
これはイタチごっこのようなもので、結局は世界の支配者たちは如何にして、われわれのような一般人をコントロールするかということを日々躍起になっており、様々なことをあらゆる分野で仕掛けられており、それをわれわれはハエたたきのように無数のハエを叩いていくしかないのである。

まるで途方もないことで不可能なことのようにも思うかもしれないが、世界の支配者というのはいつも一般人が賢くなることを恐れている。
世界の支配者たちの単純な行動を知って、われわれ一人一人が賢くなって騙されないようになることが重要なのである。



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