「虎ノ門ニュースが終了して悲しい!」と騒いでいる人たちに思うこと
虎ノ門ニュースという番組が終了した。
虎ノ門ニュースと言う番組は、保守派言論人と言われる人たちを集めて討論をする番組で、地上波ではなくYouTube上の番組だ。
番組終了の原因の詳細は筆者は存じ上げないが、多くの保守層から番組終了を惜しむ声が多かったようだ。
筆者は一般的に言えば、「保守層」に当たる。
自民党や維新の会やれいわ新選組に代表するような、日本を売国して破壊しようとするような連中から日本の故郷や文化を守りたいと筆者は思っているからだ。
では、何故多くの保守層は虎ノ門ニュースの終了を悲しみ、同じく保守層の筆者が虎ノ門ニュースの終了について何も感じなかったのか。
それは一言で言うと、虎ノ門ニュースが全く「保守」ではないからだ。
一時期、武田邦彦先生が出演されていた時には、彼だけは真の「保守」と言える人であったので、一目を置いてはいたが、その他の出演者が「保守」を装った「ビジネス保守」であったため、時間の無駄だと感じた筆者は見るのをすぐにやめたのだ。
「ビジネス保守」言論人は、「保守派」を装って、「保守層」に語り掛けることでプロパガンダを流す詐欺師のようなものだ。
自身のスポンサーのためや、自身の金儲けの為、つまり、「ビジネスのために保守をやっている」人たちなのだ。
彼らは表向きは「保守」っぽいことを発言するが、頭の中で考えていることや、発言する内容は真に「保守」ではない。
彼らは「保守」を装うことで、聴衆を自身が誘導したい(あるいは、スポンサーが誘導したい)方向に誘導するために、プロパガンダを垂れ流すだけの人であり、「保守」ではない。
その最たる例は、「言論の自由が重要だ!人権は尊重されるべきだ!」と言って「保守」を装っていたにも関わらず、製薬会社というスポンサーから金をもらっているがゆえに、製薬会社から「ワクチンを推奨しろ」と言われているために、ワクチンの話になると急に人権の尊重を無視して「ワクチンは良い!ワクチンを打つべきだ!」と言い始めると言った具合だ。
そういった「ビジネス保守」言論人に、「ワクチンを打つかどうかは個人の意思を尊重するべきであって、打つか打たないかは個人の自由に委ねるべきでしょう?ワクチン接種を強制することは人権侵害でしょう?」と言っても、彼らは必ず「ワクチンは良いものだ!とにかく打て!」と、人権を無視した発言をし始めるだけであり、本当にワクチンを打つのが良いのかどうかの議論は一切できない。
議論が一切できない者と議論をする価値があると考える人がいるだろうか?
全ての問題について正しいことを言う人はこの世にはいない。
筆者だってそうだ。
いつでも何に対しても全て正しいことを言えるなんていう人はない。
だからいろんな人の意見を聞いて物事を判断すべきだ。
だが、スポンサーが付いたような人間の発言は必ず、スポンサーの意向に反する発言は出来ない。
スポンサーの金が入っていて、公平な立場ではない状態でいる場合、利益相反の問題から、必ず公平な立場での意見は言えないのだ。
言論の世界でも、ビジネスの世界でも、利益相反関係にある場合には、その関係性を明らかにしなければならないのが常識だ。
しかし、言論界では、その常識は守られていない。
利益相反まみれの偏向した意見だらけの虎ノ門ニュースのような番組を見ている人が多いということは、それだけ情報の価値を判断するだけのインテリジェンスの力が低い人が多い証拠だ。
虎ノ門ニュースなどの価値のない番組の終了を悲しむ人間が多いほど、日本人の「保守層」は見る目がない者の集まりだと言わざるを得ない。
「他に番組がないから」と言い訳をする者も多いが、「世の中には他に価値のある情報源がたくさんあるため、虎ノ門ニュースを見るような時間はない」と言わざるを得ない。
筆者はスポンサーがいないから(付ける気もないが)、いつも公平な立場で意見を言う。
虎ノ門ニュースのような、利益相反まみれの偽物「保守」言論人、「ビジネス保守」言論人の番組など、見る価値はこれっぽっちもないのである。
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