日本では民主主義が衆愚化したために今にも滅びようとしているレベルにある

先日、日本の東京都知事が東京都議会も自分の完全支配下にすることで独裁体制をしようとしており、それをマスコミが報道していないということを指摘させていただいた。
※参照:東京都知事の小池百合子が自身の政党である都民ファーストを立ち上げて都議会議員として送り込む行為は独裁そのものである|KAZU@AQUOIBONISTE|note

この問題は日本の政治的な統治システムの問題であり、政治や法律の基礎知識のない者にとってはピンとこない話である。
そういった問題についても、マスコミは立法、行政、司法に次ぐ第四の勢力として、国家権力の暴走をけん制して是正してくれることが期待されている存在である。
しかし、日本のマスコミは誕生当初より権力に忖度し、迎合してきた。
第二次世界大戦前には、政府と結託して日本を戦争に導く方向に仕向ける存在となり、「国家権力の暴走をけん制」してくれるのとは程遠い存在であった。

第二次世界大戦後には、このような反省から、マスコミは国民の味方になったかに思われた。
多くの人はテレビや新聞を読むことで世の中の出来事を正確に知ることができると信じたのだが、実際にはマスコミはフェイクニュースを流し続けた。

嘘つきは嘘をつき続けるために嘘を重ねる。
嘘つきが嘘を重ねるがごとく、近年マスコミは報道に占める嘘がとても多くなった。
多くの人は2020年の米国大統領選挙やコロナ騒動などを契機として、マスコミが垂れ流す情報がいかに嘘でまみれているか、気付いたことだろう。

マスコミは日本の政治家や官僚などのエリートと体質が似ている。
それはつまり、「エリートであるプライドの高さから、己の誤りや過ちを認めることができない」ということである。

人間は必ず間違える。
ミスによって間違えてしまうこともあるし、正しいと思って行っていたことが間違っていたことに後で気づくこともある。
そういった時に、プライドが高い人ほど、間違っていたことを隠すために嘘をつく。
一度嘘をつくと、その嘘を隠すために必ず嘘を重ねなければならない時が必ず来る。

嘘に嘘を重ねれば、誰もが気づくほどの大きな嘘になる。
しかし、マスコミはそれらの嘘を隠し続けるために情報操作を行い、「報道しない自由」を行使するのだ。
もうマスコミは嘘だらけで塗り固められており、フェイクニュースだらけになってしまった。

われわれは個人個人がマスコミを信用せず、政治家も官僚も信用せず、個々人自らが考えて行動をしなければ、日本社会は立ち直らないくらい酷い状態になってしまった。
きれいな川が少し汚れた程度では、自然治癒力という自然の浄化力によって川は綺麗に戻る。
しかし、汚れすぎてしまった川は、川底から大規模に掃除をしなければ川は綺麗に戻らない。
日本の民主主義は自然治癒力を完全に失ってしまうほどに衆愚政治が横行してしまった。
民主主義が腐りきり、衆愚政治となった古代ギリシャが滅びたのと同じくらい、日本の民主主義は衆愚化してしまったことを現実視しなければ、本当にこの国は滅びてしまう。

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