本当のジャーナリズムとは?われわれは今、幸せな夢という虚構を見させられている鬼滅の刃の「無限列車」に乗せられて地獄に向かわされている状況にある

国民主権たる民主主義政治を意味のある制度にするには、国民が正しい選択が出来るだけの十分な情報が提供されていることが必須である。
現代社会における日本における民主主義とは、一億人以上の国民の代弁者となる政治家を選ぶ間接民主制を取らざるを得ないため、そのための正しい情報が提供されることが大前提なのである。
正に民主主義社会を機能させるために不可欠な正しい情報を提供する役割を担うのが大手メディアであり、ジャーナリズムなのである。

だが、民主主義社会が誕生した当時から、大手メディアは民主主義国家の国民のために十分奉仕する情報発信をしてこなかった。
その原因は、世界の支配者たちがすぐさまメディア各社の買収に着手し、すぐさま言論統制が行われたためだ。

われわれ国民は、メディアは民主主義が誕生して以来、常にメディアは中立ではなく、世界の支配者たちと利益相反関係にあるという実態を知らなければならないのである。


本来あるべきジャーナリズムとは、国民が正しい選挙権の行使が出来るように、現状の政治的問題を報道するとともに、今後に制定される法律の争点などを解説することである。
だが、現在のジャーナリズムはこの責務を全うしておらず、年々酷くなっているのが現状である。

1990年頃は、コンビニの食べ物やインスタント食品や食品添加物の危険性がテレビ番組でも放送されていた。
そのため、大多数の国民は「コンビニの食品やファストフード、食品添加物などは便利だけれど、健康にはこのような問題がある」ということを学んで知っていた。
しかし、現代ではメディアがスポンサーではあるコンビニや食品業者の意向を反映して一切のそれらの危険性は報道されなくなった。

あらゆる分野における報道は公平性に欠けており、その度合いは年々増している。
インターネットが普及し、あらゆる技術が向上することで、多くの人は情報についても十分取得可能だと錯覚しているが、現代の方が正しい情報を取得するのが難しくなっており、大手メディアの情報の偏向度合いは増している。

映画化された、漫画/アニメの「鬼滅の刃」の無限列車編では、列車に乗っている人たちはみな、幸せな夢を見せられ、それが夢であることに気付かないまま、列車が地獄へ向かっている状況から物語が始まる。
鬼に殺されそうになっていることに誰一人気付かず、地獄に向かっている現実から目を逸らすために、列車に乗っている人たちはみな、幸せな夢を見させられているということが作中で描かれている。

われわれが今現在置かれている状況は日に日に悪くなっており、不都合な情報が隠されていることで、良い夢を見させられたまま不幸に死んでいく列車に監禁されているようなものであるということを自覚すべき時が来ている。




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