アメリカで移民を監視する目的で国民全員を監視する計画が進められていたことが発覚した?!

人間は権力を持つと、必ず奴隷を監視しようとする。
口先だけでは寛容なことを言っても、実際には檻の中に閉じ込め、行動範囲を制限し、さらに檻の中での行動を監視しようとするものだ。
現代社会はITなどの技術によって、それを実現しようとする動きが常にあると言って良いだろう。

先日、アメリカのBABEL STREET社という会社がBabel XというソフトとLocate Xというソフトを開発しているということが発覚した。
このBabel Xというのは、52種類のSNSと数百万のインターネットウェブサイトからあらゆる情報を収集でき、200もの言語に対応しているという。
インターネットとソーシャルメディアと言ったネットを介したほぼ全ての情報源から、ほぼすべての言語に対応して情報を抽出可能なソフトなのだという。
アメリカ国家警備局はこれを「軽蔑的・国家安全保障リスク・国境警備局に対する脅威を感知する」ために利用していると発表した。

国教を警備するならば、国境に壁を設け、出入国を厳格に管理すれば良いだけの話だ。
だが、アメリカでは今、国境に壁はないどころか、アメリカ政府が裏で率先して諸外国から移民を受け入れており、移民受け入れの旅行ツアーを斡旋しているような状態だ。
そのようにして、国境をがばがばにしておいて、大量に移民を不法に入国させておいて、「インターネットでの監視システムを導入して監視します」と言っているのだ。

このおかしさがわかるだろうか?
「家のセキュリティ対策を強化します」と言っておきながら、家には壁もなく、入り口のドアは開けっ放しでカギをかけることはない。
そんな状態で、家じゅうに監視カメラを設置することで「家に泥棒が入ってこないように万全な対策をします」と言っているのだ。
「そもそも、外から簡単に人が入ってこれないように、出入り口に鍵をかけろよ」という話だ。

このように、国境警備局は移民を管理する気がなく、Babel Xというソフトを使って、国民全員の思想や行動を監視することが目的だということがわかるだろう。

そして、Locate Xというソフトは、各個人の情報を紐づけして分析可能な上に、その個人の位置情報や移動履歴が把握可能だという。

つまり、Babel XというソフトとLocate Xというソフトを組み合わせることによって、ありとあらゆる個人の個人情報を収集し、その位置情報として住まいの場所や勤務・通学の場所、これまで行動のしたことのある場所、頻繁に出入りする場所の特定が可能で、さらに、思想や嗜好などの情報も紐づけられる。
これこそ正に、完全なる監視ツールだというのがわかるだろう。

BABEL STREET社の役員には元アメリカ軍の諜報機関の高官を務めた者が多数在籍していることが明らかにされており、既にアメリカ政府の多くの機関がBabel Xというソフトを利用していると言われており、外国政府も既に利用しているという。
日本政府も利用して悪用しているのではないだろうか。

旧約聖書に出てくる「バベルの塔」の「バベル」はまさに「Babel」であり、神々の怒りに触れた「バベルの塔」と同じ名前を利用している不気味さが、この監視ソフトにはある。

われわれは既に中国における中国人と同じくらい、監視されているということを肝に銘じた方が良いだろう。



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