「外国とうまくやっていくには外国の要求を受け入れた方が良い」という主張が大間違いな理由

冗談にもほどがあるようなことを言われた時、あなたはどう返答するか?
シャレにもならない、あまりにも酷い冗談を言われた時、人は冷静に返す言葉を失ってしまう。
筆者は実際に「冗談は顔だけにしておけ」とどうしても言いたくなった場合には、そこをぐっと我慢し、「冗談はヨシコさん」という程度にとどめている(全国のヨシコさん、ごめんなさい)。

日本は少なくとも過去1,500年の歴史の中で外国とうまくやっていこうとするときに、相手国の言いなりになった方が良いと考えたことはない。
日本は少なくとも聖徳太子の時代から、中国や韓国という国は、こちらの弱みを見せればどこまでも付け上がって何でも要求してくる国であるということを見抜いていた。
だから、常に国を強くし、戦争になっても必ず勝てるほどに軍事力を高めておく一方で、いつも毅然とした態度で交渉を続け、決して弱みを見せず、妥協もしないという政策を貫いてきた。

鎌倉時代にモンゴル帝国が中国に元の国を建て、いわゆる、元寇と呼ばれる侵略戦争を日本に仕掛けた際に、日本は元に対して毅然とした態度を示し、不平等条約を提示された時にはきっぱりと突き返し、戦争を仕掛けられた時も最強の軍隊によって応戦して完全勝利で元軍を押し返した。

元寇の際に中国や韓国が対馬で略奪の限りを行い、日本の近隣の海の治安が脅かされた時、日本人が立ち上がり、倭寇としておそれられる海賊集団が結成された。
そもそも倭寇の存在は、中国や韓国が暴力の限りを尽くしたことによる報いとしたものであり、中国政府や韓国政府の自業自得によるものであった。
結局、当時の中国政府や韓国政府は倭寇にコテンパンにやられ、制御できず、日本政府に倭寇の取り締まりを懇願したが、日本政府は断固としてこれを突っぱねた。
結果、当時の中国政府や韓国政府は倭寇により国が滅びそうになるくらいに苦しめられたのである。

このように、有史以来、外国政府というのは他国に対して横暴の限りを行い、相手が自国よりも弱いと見れば略奪の限りを尽くすか侵略して国ごと奪ってしまうということを行って来た。
外国に対して、弱みを見せるということは、略奪の限りが始まるか、自国を滅ぼしてしまうことになるのが世界の常識であり、日本においても外国政府との付き合いは、その常識を前提とした上で毅然とした態度をとってきたのである。

にもかかわらず、現代の日本の政治家や言論人の中には平気で「外国とうまくやっていくには、外国の要求を受け入れた方が上手くいく」などということを平気で言う者がいる。
特に現在、「中国とうまくやっていくには中国の要求を受け入れた方がいい」といって、中国に対して売国行為や売国政策を平気でする政治家や官僚がたくさんいる。

日本という国は過去においても現在においても、外国に対して奉仕の精神で接してきたため、多くの外国人に日本人の善行に対して感謝の意を示すこともあるが、日本のような国は絶滅危惧種に近いのである。

外国の要求を受け入れることは外国に横暴の限りを尽くされるきっかけを作られるのが世界の常識であり、自国を滅ぼしかねない危険なことであることなのである。
世界というのは弱肉強食が常識であり、そのような無慈悲な世界であることを知らなければならない。

信じる者は巣喰われる。


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