見出し画像

お父さんの夢を見た

私「やばい、パソコン会社に忘れてきちゃった」
父「それはまずいんじゃないの」
私「もう夜中で電車動いてないし朝いちで行くしかないか」
目が覚めたら、在宅勤務でパソコンは家にあった。
父もいないし。夢とはそういうものだ。


どうして夢に出てきたのだろう。
命日が近いからだろうか。

うちの家族はみんな似ている。
一人行動が好きで、人の世話になりたがらない、
父が入院したとき、母の代わりに病院へ行ったけれど手続きが済むと追い返された。

父の危篤の知らせを受けて九州へ行ったとき、
既に会話はできない状態だった。
感謝の言葉も、ごめんも、伝えられなかった。

沢山やらなければいけない役所仕事に追われて
悲しむ間もなかったけれど
地元のタクシーのおじさんに、父はみんなから愛されていた、と聞いたとき、涙が出た。
父はユーモアがあって、人を喜ばせるのが好きな人だった。
そこは自分も似ていると思う。

自分が近くにいたら、せめてたまにでも会いに行っていたら、病気で亡くなることもなかったんじゃないかと、
色んなゴタゴタを言い訳に会いに行かなかった自分を責めた。
友達は、自分の人生なんだから、自分の好きにすれば良い、と言ってくれたけど。

九州に着いた日は私の誕生日で、翌日亡くなった。
私に会おうとしてくれたのかな。

私は今も、自分の夢を追い続けて
自分のためだけに生きてる…
私の近況を聞いたらお父さんは何と言うかな
応援してくれるだろうか

父のために、何かすることはもうできない。
当たり前のことかもしれないけど
人に感謝の気持ちを忘れずに
困っている人がいたらできる範囲で力になる
何か人の為にできることがあればやろう

その気持ちだけでも、持ち続けていたい。