武蔵伝のお話
こんにちは、かがです。
「武蔵伝」というゲームをご存じでしょうか。正式なタイトルは「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」となります。ゲーム名は知っていてもやったことない方や、当時流行していたゲームや付属としてついていた体験版などをやられた方が多いのではないでしょうか。
実はこのゲームはかなりの名作にもかかわらず、発表当時の販売方法により、注目が想定していたよりも集まらなかった作品になります。
今回はこの作品をやっていた当初、大人になってからプレイしてみた感想両方を振り返りながら、語っていきたいと思います。
どんなゲームなのか
初めにどんなゲームなのか、タイトルを聞いてピンとくる方はあまりいらっしゃらないかと思いますので簡単にストーリーを説明します。
ジャンルとしては3DアクションRPGとなっています。とある悪の帝国に侵攻された王国が、攫われた王女様と国の人々を救うために、異世界より召喚された英雄が2本の刀を武器に冒険する話になります。
お気づきの方はいらっしゃるかと思いますが、このゲームは実在したといわれている宮本武蔵をモチーフにした作品となっています。
そのため、主人公の名前はムサシとなっており、武器は2当流になっています。作中には有名な佐々木小次郎をモチーフにしたコジローや、ほかにも歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターが出てきたり、宮本武蔵に由来するイベントや強化アイテムなどがあるため、その点でも楽しめる作品になります。
このゲームの戦闘システムは特徴的で、基本戦術としてただ剣で戦うだけでなく敵に剣を差し、能力を一つ得るというシステムがあります。
このシステムで得た能力はメリットになるものもあれば、デメリットにしかならない能力もあり、また見かけや敵の攻撃で多少判断できるものがありますが、中にはわかりづらい敵もいるため、どんな能力を得られるのか考えながら必要に応じて能力を得なければならないというのが戦闘を一辺倒化させない、良いスパイスになっていたと思います。
ここがはまったポイント!
初めてやっていた当時は小学生なため、システムの理解などちゃんとできておらず、アクションもかなり苦手だったため、戦闘の楽しさはあまり実感できなかったのですが、耳に残る壮大な楽曲はとても印象深く、思わず口ずさんでしまったり、何回も音楽だけ聴いたりしていました。やはり耳に残るほどの楽曲があるゲームはその楽曲ごとにシーンが思い浮かんできたり、残っていたメロディーがきっかけで大人になってから改めてプレイしたいと思えたことから名作といわれるゲームなんだなと改めて感じました。
また声優の方が豪華で、主人公の声優の方が松本梨香さんなため、当時はポケモンを見ていたこともあり、「サトシや!!」と思わず口に出していたのを覚えています…
大人になってから改めて声優は誰が務めているのだろうかと調べたときにかなりベテランの方が大勢キャストにいたのでびっくりしました。
こちらの詳細については攻略本にて、各キャラの詳細などともに載っていてより武蔵伝の世界に浸れると思いますのでよろしければ購入を検討してみてください。
まさかの体験版付きの販売…
当時武蔵伝を発売するにあたり、付属品として、「ファイナルファンタジーVIII」(以降:FFVIII)「エアガイツ」の体験版と「アナザー・マインド」のPVなどが収録された「SQUARE'S PREVIEW 3」が付属しており、この当時かなり注目度の高かった「FFVIII」の体験版ということで体験版目当てで購入した方も多いのではないでしょうか。
その結果、武蔵伝の方がおまけと扱われ、「FFVIII」の体験版が本編といわれてしまうという本来の扱いとは逆の扱いを受けてしまいました。
このような経緯から武蔵伝は名作にもかかわらず「FFVIII」の陰に埋もれる形となり、隠れた名作として世に広まることになるのでした。
続編について
そんな扱いを受けた武蔵伝ですが、続編である、「武蔵伝II ブレイドマスター」が2005年に発売されました。
続編といっていますが、ストーリーの関連性や、主人公については特に同一の世界観というものではなく、あくまでシリーズものとして同一という扱いになります。
こちらについては前作とは違い、武蔵伝の要素を特に引き継いだということもなく、完全な別物として扱われています。
この点で前作のファンからは新たな要素が加えられたためそこを評価する声もあれば、前作からの雰囲気が好きでプレイしていた方からすると、物足りなさがあったり、温かみのあった雰囲気が消えてしまったことから否定的な意見も多く、自分としても実際にプレイしてみましたが、平凡なアクションゲーの枠を超えない、もったいないゲームだなという印象でした。
今後発売されるかはわかりませんが、できれば武蔵伝Ⅲとして出してほしい限りですね。
まとめ
今回は「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」について語らせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
アクションゲームが好きな方にはぜひおすすめしたい作品となりますので、よろしければプレイしてみてください。
一人でも多くの方が興味を持って頂けましたらうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また別のお話でお会いしましょう。
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