たまにはに

最近の感想とか
アニメ結構見てる。


鬼滅2期みた

『鬼滅の刃』2期を観ました。音柱が結構好きになりました。
改めてキャラクター造形が個性溢れていてすごいなと思う。デザインも。
戦闘中にめちゃ喋るのでその間動きがスローになる、ということが多い。止めとかないで動かすのが気合を感じる。「この間0.5秒」みたいのを実際に描いてる。
撮影は1カット1カット気合が入っててすごい。撮影の技術もさることながら、”撮影”という最後の工程に時間をかけられるワークフローというのはとても気になる。絵を書き上げるだけで手一杯ではないということだから。
観てて気になったのはとにかく背景をぼかしてるところ。気づくと本当にどのカットもボケてる。キャラは立つっちゃ立つけどそんなにやらなくていいのでは?と思うぐらいボケてる。カメラと距離があっても割とボケてる。
ほんとにボケてるので見てみてください。9割ボケてます。ボケてない時は奥からなんかでてくる時です。
主題歌も好き。あの音程ふらふらしながらも芯のある歌声すごいすね。


チェンソー見てる

チェンソー最新8話まで継続してみてます。文句言いながらみるアニメになってしまった。
個人的に一番良くないのはレイアウトだと思う。一枚絵としてならいいけど映像としてのレイアウトとしてはチグハグな印象。カットの重みとかなんか無視してとにかく凝った絵を載せてる感じかな。地味なカットがあるから派手なカットが活きるしその逆もまたしかり。
音小さすぎ。岸辺さん何言ってるか全然わからん。サムライソードも。
原作はサムライソード編が一番好きなので、原作厨になってます。
BD BOXかなんかがまた映画のパロディらしく、なんだかね。キューブリックが2つ被ってるのもなんだかね。

まあ見ますよ。楽しく文句言いたいし!
背景と撮影は良い!

鬼滅もそうだけど、一昔前ではこんな密度のアニメはそれだけで万々歳だったと思うのですけど、人の慣れって怖いすね。

アニメはねっとり描いてるのが逆効果な感じ。原作の方はケレン味演出ハイテンポでぐいぐい引っ張っているところをアニメ尺を伸ばして描写することで、チェンソーマンのストーリーの説得力のなさが際立ってきてる感じがする。


ぼざろ見てる

ぼっち・ざ・ろっく。
こっちは毎週楽しみに見てます。
アニメ見てるって気分にさせてくれるので良いです。今回はどんな演出やってくれるかなって毎回楽しみ。演出もほんと上手いから参考になります。
(地味なカットほど演出力見えると思います)
お父さんだけ目が描かれないのはなんなのですか?きらら系の刑法なのでしょうか?「男の目は描いてはいけない」
前に演奏シーンないない文句言ってたけど、最近の話数はしっかりでてくるのでごめんなさい。
歌は00、10年代くらいの感じで、なんか古くさって思ってたけど何回も聞いてると良く思える。単純接触効果。『カラカラ』の「前借りの命」みたいな歌詞好き。あれをぼっちが書いてるってことですよね。
見てるとギター弾きたくなる。


メイドラゴンみた

前に途中まで見て断念していたものを再視聴。
うーん。微妙でした。小林さんかっこいい!くらいの感想。
同じネタを何度も擦るところが微妙。
OPとED曲は割と好き。


であいもん

前のクール?のアニメだけどたまに見返す。
和菓子がテーマということで面白そうと思って見始めたら存外自分の趣味に合っていてお気に入り。話はそこまで面白くないですけど。
なんというか派手々々しくなく人を脅かしてやろうみたいな空気がなく胃に優しい感じのアニメ。故に何回も見ることができる。南部せんべいとかカンパンみたいな感じ。
OPとED逆じゃねぇのってくらいOPがしっとりしてるのもGOODポイント。
男だ女だあまり言わない方がいいのかもしれないけど、主人公のナゴムは男だったら絶対主人公にしないタイプ、というところもお気に入りポイント。


SHIROBAKO

これも好きで良く見る。本当に丁寧に作られていると思います。
矢野先輩のオタク口調が「現実にいる痛いやつ」と「アニメのキャラだから成立してるやつ」の中間くらいの味を出していてすごいと思います。
自分のやってるアニメ業界とは全然違う世界なのでみていて楽しいです。
劇場版はクソつまらんです。


NOPE

これは実写映画。酔夢のメンバーに教えてもらって酔夢のメンバーと見に行った。ジョーダン・ピール作品は初めて。
なんだかしっちゃかめっちゃかな感じだが、設定の基礎はかなり丁寧に作られている印象。ちゃんと黒人の歴史を踏まえて、これから黒人の映画始めようぜ!っていう前向きな作品。マカロニならぬブラックウェスタン。かっこいい。
昨今のポリコレの”席替え”みたいなのとは違う地に足ついた感じがある。
足がついてる地とはもちろん歴史ね。
色々ツッコミどころあるけど元気の出る映画だし、他に類を見ない感じでいい映画です。
AKIRAのパロディはやめた方がよかったかな。


またパロディ

パロディってなんなんでしょうね!作家の自意識だと思います!!!!
それをやることでクリエイター"側"にいる自分を表現してるんだと思います!!!!
ギャグなら内輪ってのは重要な要素だから良いけどさ。
最近は作り手前に出過ぎ問題あると思います。


Serani poji 聞きまくり。

最近ずっと聞いてるSerani poji。
90年代後半から00年代のミュージシャン。ROOMMANIA#203(ルーマニア)とかいう窃視ゲームに出てくる架空のミュージシャンが始まり。(中身はササキトモコという元SEGAの作曲家)
その背景だけでも自分好みなのに、音楽もめちゃくちゃ好み。歌詞も。
渋谷系?というのが一番近い感じだと思います。フレンチポップとか?
(あんまよくわからないで言ってる)

一番好きなのはメンヘラじゃないところ。
”メンヘラじゃない”というのが重要で一聴ではメンヘラっぽい寓話皮被せみたいな感じなのだが聞いてるとどうもメンヘラというにはドライな世界観が構築されているところ。音楽の組み立ても歌詞も。
音楽の組み立ては理知的な印象。まずビートがすごい良い。無駄がない。攻撃性もない。ストリングがめちゃくちゃ綺麗。ツボをついてくる。
歌詞も裏に何かありそうで、いやこりゃそのまんまのこと書いてるだろ、いや裏があるか?いや違うな。となるような表層で滑ってくれる感じ。隠喩が機能しそうでしてないような感じ、良い。
『僕のマシュ・・・』は名曲。

CD買ってしもた。


陽水

陽水はほんと天才です。平沢進とどっちが天才かというと陽水と答えます。
なんも難しい言葉使ってないのに知らない感覚を聴かせてくれる。

『九段』というアルバムがおすすめです。
「アンチヒロイン」なんてArctic Monkeys みたいだし。
「ビルの最上階」なんてピンチョンみたいだし。
「長い坂の絵のフレーム」とか、、、良すぎるし。

amazon musicが死んだ今、CD集めるか、、、


歌詞重視

自分は割と歌詞重視で聞いてるなと思う。
Serani、陽水、平沢、相対性理論、…ETC
日本人として日本語詞は無視できないというか、自分が文脈主義、ストーリー偏重なところも関係してるのかも。
なので逆にいうとダンスミュージックとかボカロ音楽はあまりピンとこない感じ。
例えばポケットビスケッツのあの歌のあのメロディに載せる歌詞が
「もしも生まれ変わっても〜♪」でなかったら別の曲になってしまう。
音韻的な話以外でも。そのぐらい歌詞の意味って重要だと思う。
「私は泣いたことがない」も「鉄則3:人的迷路はコペンハーゲン解釈」も「コントレックス箱買い」も「ブラックホールや火星探査機の話だなんて」も。

相対性理論に関しては音韻重視だと思うけど、むしろそのせいで歌詞の意味が際立ってきていると思う。「狂ったように繰り返す夏のエンドロール」とか。

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