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マテ茶の今後を考えてみる①

マテ茶の文化やパラグアイで親しまれている飲み方について、紹介しました。近年のマテ茶事情について感じていることを書いていこうと思います。

マテ茶の文化を変えた、変えるものとしては①新型コロナウイルスの感染拡大②コーヒー文化の広まりが大きいと感じています。
パンデミア前はマテ、テレレともに回し飲みの文化でした。グループの中で若者(下っ端)が準備し、皆で話しながら飲むというコミュニケーションにおいても重要な存在です。現在ではほとんどがマイ・マテセットを持っており、回し飲み文化はありますが、コロナの影響で回し飲みを辞めた人も多いです。パンデミアが、パラグアイでも心理的な距離をつくりだしたと思うと寂しいです。
一方で、”個々の”飲み物になったことで「色々な味を楽しむことができる」という利点もあります。
マテ茶は、メーカーによる味の違いや同じメーカーであってもsuave:軽いやtradicional:濃い味などに分けられ、茶葉自体にミント味のようなフレーバーがついているものもあります。今回はsuaveのマテ茶葉に使うフレーバーをいくつか紹介します。

  1. オレンジの皮または乾燥させたスライスオレンジ

  2. 粉末のココナッツ

  3. アニス

  4. セロリ

  5. マーガレット

  6. ミント

セロリは1度だけ入っていたことがあって、とても驚きました。
日本で手に入るのはこの辺りでしょうか。ほかにもsiempre vive(いつも生きている)という花やcola de caballo(馬のしっぽ)といったもの、本当にたくさんの種類のyuyoがあります。

またお湯・水ではなくフレーバーティーやレモンジュース、牛乳で飲む飲み方もあります。緑茶(抹茶)と似ているところがありますね。

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