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俳句365のお題「八月」

俳句365に投稿を始めてから久しい。夏井いつき先生がなんと無料で句を選出してくれるというありがたい場所である。

無料のところはいい加減で勉強にならない、という意見があるが、では有料でそれに見合った指導が受けられるかというと?である。指導者によるのかもしれないが。

兼題は初めて知るものばかりで勉強になる。いまだに自由に作れ、と言われるとよほど興が乗らない限り頭を抱える。自由は難しい。何もないところから作るのは悩ましい。

じゃ、兼題はあった方がいいんだね?と言われるとそれも難しい。前述したが、俳句365の兼題は初めてみるものばかりで困惑する。

始めて3年も経たないというのに中級に挑戦中という無謀な状態なので、毎回アップアップ状態だ。今だに何が良くて何が悪いのかよくわからないところにいる。

採用されなかった方が勉強になる。何がダメだったのか考えるきっかけになるからだ。発想なのか、形になってないのか、洗練されてないのか。自分なりに考える。考えるのは楽しい。

ダメな句に手を入れてみる。どうにもまとまらない時もある。全然違うものになる時もある。不思議なのは、自分の言いたいことが表現できた!と思った句は説明っぽくなってしまうこと。落とされて初めてそれに気づいたりもする。

兼題の「八月」。
毎回そうだがどうにも浮かんでこない。暑いばかりで、実感としては「八月は死んだふりして過ぎにけり」なのだが、これでは俳句にならないよなぁ〜と思う。落ちた句を手直しした。これで良いかどうかはわからない。自己満足のために。

八月の水槽しんとして濁る


お口直しに飯田蛇笏の有名な句を。

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり

今の季節にぴったりで良い句だなぁと思う。

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