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春の訪れと、永遠の夏時間へ?EUのサマータイム廃止の行方

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日は雲が空を覆う強風の一日でしたが、春を告げる花が少しずつ咲いて、買い物がてらの散歩も楽しかったです。

春の花は色とりどりですが、黄色の花が多く植えられています。たとえばレンギョウです。

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Osterglocke イースターの鐘、と呼ばれる黄色の水仙などです。

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イースターがもうすぐなのでイースターエッグを木につるしているお宅も。

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そして今日の夜はクルミのリゾットにしました。よしおさんに「僕のライス🍚モンスターちゃん」とあだ名をつけられている私は本領をイ 発揮してよしおさん以上におかわりをしてしまうのでした。😅

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この他玉ねぎ、バター、塩胡椒にタイムを使い仕上げにはクルミオイルをかけて出来上がりです。

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材料がシンプルな割に美味しくできたのでとても満足です!

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よしおさんはドイツのアール地方のワインをいただきました。ブラン・ド・ノワール2018 (シュペート・ブルグンダー)

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明日、ドイツを含むEUは夏時間になり、ドイツの場合日本との時差は-8時間から-7時間に変わります。

あれ、2021年で時間変更するのやめるんじゃなかったっけ??? 

でもどうやら欧州域内の合意形成ができていないようで棚ざらしのまま。EUの官僚機構としてよろしくないあるあるで27カ国の合意形成が中々難しいようです。かつ今はコロナ禍真っ只中。それどころじゃないが本音かも。

医療体制、ワクチン、行動制限(ロックダウン)、防疫措置、国境管理、経済政策、失業者対策etc 、喫緊の課題が忙しく、国同士もそれに関連した域内の調整で忙しくそれどころじゃなさそうです。

また問題を難しくしているのがFlickenteppich フリッケン・テピッヒ 「パッチワーク」問題。


つまり、標準時(冬時間)から夏時間に切り替えることが効率性を高めることは効果薄だからやめよう、という意見は多数なのですが、各国に冬時間と夏時間どちらか選ぶ権利があると言うのです。つまり同じタイムゾーンなのに夏冬時間がパッチワークのように混在すればそれそのものが非効率で問題だと言うのです。夏か冬かを選ぶのはEU統一でというのがドイツのスタンスですがなかなかうまくいかず。半年ごとの輪番制であるEU理事会で、去年7月から半年議長国だったドイツは、そーっと寝た子を起こさずに今年1月ポルトガルに議長国のバトンを渡しております。よしなに…。

こちらの記事で引用されている調査によると、ドイツ人の半数以上が「恒久的な夏時間」を希望しているそうです。やはり太陽と明るさ(気温ではなく)に反応するドイツらしいなとニヤニヤします。ただ私からすると冬時間(standard time)のほうが元のような気分になるですが…。どちらにせよ私もパッチワークはごめんです。この地図の赤い地域がまだらに夏冬冬夏冬なんてなったらややこしいこと限りなしです。

とりあえずは明日、3月28日の午前2時に夏時間開始です。午前2時になると時計の針が1時間進み、午前2時が午前3時になります。夏時間は10月31日(日)まで続きます。ドイツ人の多くはこのままの時間でいきたいようですが、この件に関しての興味も失せつつある現状です。

コロナがおさまったらゆっくり議論していただければと思う次第です。なんとなく上半期はコロナ対策で手一杯で、今年中の決着はない気がします。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊



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