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ボリビアのパラヌス(ブラジルナッツ)を食べて熱帯雨林保護と地元の人々を応援する

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日はまたお天気もよくて、スーパーに買い出しにいく通りすがりのお庭の花を愛でながら(ジロジロ覗かないようにしつつ) 楽しんでおります。様々な色の薔薇の花も咲いていれば、ラベンダーも咲き始めまてみていて楽しいです。

そんな各ご家庭の花園を愛でながら買ってきた品物の中にブラジルナッツがありました。ナッツはよしおさんの常備食で、種類を変えて毎週ナッツを買っています。健康食品という位置付けなので塩味や砂糖、チョココーティングのものは僅かですが、ドライフルーツとの組み合わせはよくあります。

ブラジルナッツはドイツ語でパラヌスです。ヌスはナッツの意味で、ブラジルでは
ブラジルでは、ブラジルナッツを北部のパラー州にちなんでカスタニャドパラcastanha-do-paráと呼ぶために、ドイツ語名はこれに由来とのこと。

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パッケージ左上にRegenwald(雨森=熱帯雨林)をEssen 食べてSchutzen保護しましょうというメッセージがついています。

さらにそこで働く人の生活改善についても書いてありました。

WWFとの共同プロジェクトで、生態系の保護およびこの地域におけるパラヌス採集者と家族の生活環境の改善を目指すと書かれています。

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パラヌスの最大生産国はボリビア、この商品のブラジルナッツはマヌリピで採集されています。共生関係を使ってナッツが育つため生育場所が限られるそう。

つまりはブラジルナッツノキを大切にすることは熱帯雨林の生態系ごと保護することであり、環境保護につながることと同時に

ブラジルナッツのはヨーロッパやアメリカなど世界に輸出されることから採集から加工、輸出と様々な工程で雇用が発生するため地域の人々の生活向上に役立つという二つの柱をあげていることに興味を持ちました。

ウィキペディアで、ブラジルナッツノキを調べてみると、確かに非常にユニークな樹木です。

ブラジル、ベネズエラ、ギアナなどアマゾン川流域周辺の熱帯雨林原産の高木で、花の授粉は特殊な蜂によって行われ、またこれらの蜂は特定の蘭で繁殖。果実は自然に割れないほど硬い殻に覆われており、自然界ではアグーチなどの大型齧歯類がかじって破り、中の種子を食べ、一部の種子を埋めるなどの行動により繁殖するとあります。これらの生物と共生関係が成り立って繁殖する木なんですね。

さらに興味がわいたのでドキュメンタリーも観ました。農園は作れないブラジルナッツの木がどのようなものか、ナッツがどのように加工されるのかだけではなくそこに関わる人々の仕事ぶりや暮らしが垣間見えるドキュメンタリーなのがよかったです。パラヌスの採集ってこんなに危険も伴うし大変な重労働であること、ここまで運送や加工全ての過程が労働集約的であることは知りませんでした。

パラヌスをなんの気なしにパクパク食べてはダメだと気持ちを入れ替えます…。ちなみにこの動画は英語ですが、ドイツ語で話しているのを英語に吹き替えしてあるのでオリジナル音声のドイツ語の単語が聞こえるとそちらが気になり結果注意散漫になるという…(笑)


さてパラヌスについて学んだ後はグリーン尽くしのリゾットを作りました。

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ヤバイ、パルミジャーノを買うのを忘れた!とこの写真を撮って思い出しましたが幸い削るところがなくなりそうな平べったいパルミジャーノを発掘。色々して完成です!


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今日よしおさんは仏アルザスの白ワインをあわせました。2015年のクレヴネール・ド・ハイリゲンシュタイン(サヴァニャン・ロゼ)です。

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Heiligenstein (聖なる石) という地名からもアルザスはフランスだけれどもドイツ語圏との近さや歴史を感じさせます。もっとも、たとえばハイリゲンシュタインと近いMittelbergheim はドイツ語だとミッテル(中) ベルク(山)ハイム(集落) と発音するところをミテルベルカイムと、hがとれてフランス語風になっているのでなんて発音してよいのか迷ってしまいます。現地の方も地元の呼び方はあるのでしょうけれど、観光客による地名の呼び方はあまり気にされないというか。お呼びになってどうぞ好きなようにという印象をアルザスを旅行すると感じます。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊


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