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日々読み #8


12/19 晴れ

今日は晴れていても、ぐっと気温の下がった一日だったように思う。
少し外を歩くだけでも手は悴んで、冬の到来を感じさせる天気だった。
最近自分の今後について考える時間が多い。
自分はどうなっていきたいのだろう、自分が職業として選んだ看護師という道で深く学んでいきたいのか、それとも自分の好きなことをどんどんと育てていきたいのか。いろいろ考えが巡ってきて、自分が自分でわからなくなることもある。その時間がしんどくて、少し焦ったりしてしまったりする。今、真剣に考えたところでわからないことの方が大きいのはどこかでわかっている。それでも考えてしまう。
ただそうやって考えてわかったこととしては自分は「わくわくして生きていたい」という気持ちには変わりはないようだ。そのために必要なことであれば、前向きにどんどん挑戦していきたい。
まずはそこがわかっただけでもいいのかもしれない。
人生は長いようで短い。
糸井さんが年齢を3で割ったら、今自分が1日の何時ごろまで来ているのか分かるとエッセイに書いていた。
僕は27歳だからちょうど朝の9時だ。
遠出することもできるけれど、近くでゆったり過ごすこともできる時間。それでもそろそろ身支度を始めなきゃすぐにお昼になってしまう。
今はいろんなことの分岐点なのかもしれない。
そんなことを考えて、一日がおわった。こういう日もあるよね。


12/20 晴れ

自分の傾向として基本的にゆったり過ごすことは好きだ。それでも、そのままずっとゆったりというのはメリハリがなくて少し、むずがゆい。ゆったりの中で丁寧に仕上げていくこともいいのだろうけど、それはまだ先の話でもいいのかもしれない。これまでの人生でなかなかに難しいことにあれこれ挑戦している
時も好きだったりする。
少しゆったりとできたしそろそろできないことを知って、あれこれやってみる段階に入ってもいいのかもしれない。

12/21 くもり

最近僕ら世代のまわりでは日本は税金が高すぎるとか、年金を払っているのに年金が貰えなくなる世代とか、税金を増額して軍事費に回すなんて本当にありえないとか、日本は高齢者にばかり手厚くして、若い世代には厳しいとかそういう暗い話が聞こえてくる。大きな政治にあれこれ自分の考えを言うのは全くおかしい話ではない。言いたくなる気持ちも分かる。自由な言論も権利だ。僕も国の政策に思うところは少しくらいある。
それでもよくよく調べると若い世代ためのいい政策とかは実際にあって、国もヒソヒソ話でしているわけでなくて結構大きめの声で呼びかけている。
国の偉い人も若い世代ために考えてくれているのだ。

で、だ。自分にとって何か悪いこととか、不利なことがあったとしても、すぐにあーだこうだ言うんじゃなくて、少し調べたり、人に聞いてみたり、自分なりに学んだりしてから発言するべきだ。だって若いんだもの。
案外大きな政治にあーだこうだ言っている人たちの中にも本気で考えて、サバイブしようとしていない人は多い。口を開けて甘い蜜を享受しようとするのはあまりにも怠惰だと思ってしまう。
昔なんか今よりずっと情報がなくてたいへんだったろうし、その時の人たちも情報がないなりに最善を尽くして本気で生きてきた。時代が変わっても大事なことはあまり変わらないのではないか。今は手入れられる情報やもっと良く生きるためのハードルも改善している。
僕と同じ若い世代はもっと本気で頭を使って生きてみよう。


12/22  雨

ある日、朝焼けに染まる諏訪湖のほとりがあまりにも綺麗な写真が友人のストーリーで流れてきた。その日から諏訪が気になっている。朝焼けに染まる湖畔を見ながら、コーヒーを飲んだり、本を読んだり、静かでとても良さそうだ。諏訪に住むのもいいなあ。


12/23 晴れ

昨日は冬至だったからと庭で取れたゆずをお風呂に入れて、利用者さんの入浴介助。帰りがけおすそ分けをいただいた。車内がゆずの香りになってとても良い。


12/24 晴れ

今日はクリスマスイブ。今日も自宅で過ごした。特に大きなことが会ったわけではないのだけれどばちんと妻と言い争いになった。発端はすごく小さなことなのだけれど、あらゆることが重なって、大きな炎になった。お互い辛くなってしんどかった。それでもなんとか話をして、仲直りした。仲直りしてからの僕たちはいつも通りだった。一緒と一緒にご馳走を買いに行って、あれこれご馳走見比べながら、買い出しをした。一時はどきっとしたけれど結局は楽しくクリスマスを2人で過ごせた。
安心したら、午前の言い争いの疲れがどっと出たのか、悪寒と気分不快でぐったり。いろいろあったから疲れちゃったのかな。


12/25 晴れ

今日はクリスマス。みんなで過ごした。
それぞれがそれぞれを思いやって選んだプレゼントたちは『とてもいいな』と感じた。みんながみんな1000円までという値段の枠組みの中で、なんとか相手が好きそうなものを探して、プレゼントする。その思いがどのプレゼントからも伝わってきた。たとえ1000円で買えるものだとしても、その人があの人にこの時期にこのタイミングで渡すからプレゼントはいいのだ。単に商品の交換ではないのだ。価値っていろんなあり方があるものだね。

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