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【こ1】利害関係者との会食について

今日のコラムは「利害関係者との会食」についてです。

総務省の複数の役人と、東北新◯との間での接待がニュースで話題になっています。東◯新社に勤務する菅首相の長男が、低迷している勤め先への利益誘導を図る目的で、放送関係の権限を持つ総務省の役人達に再三再四接待をしたという疑惑です。
誠にけしからん!責任者出てこい!という問題です。

どこで会食をしたのかは分かりません。きっとお高いお店でしょう。
お帰りの際には、タクシーチケットと手土産を渡ししたそうです。おみやの中身は黄金色に輝く最中だと邪推します。タクシーも東京無線ではなかっただろうと思います。

が。

私は別にお役人と利害関係者が一緒にお食事を共にしても、一向に構わないと考えています。別に総務省がどうとか、東北新社がどうとかではありません。役所や会社の大小、どうして政治家の息子が潰れかけの会社なんかに入社したんだろうなんて関係ありません。

要は奢らなきゃいいんです。ご馳走してしまったから問題になったんです。百歩譲って割り勘でもいけません。
2時間飲み放題の店であれば飲んだ者勝ちです。ソフトドリンクしか飲めない人間にとって、ここぞとばかりにプレミアムモルツばっかり飲んでた奴とどうして同じ値段を払わなきゃいけないのか。納得がいきません。そこに優しい先輩が「◯◯ちゃんは烏龍茶しか飲まなかったから、その分だけ出さなくていいよ」その時点で、先輩と◯◯ちゃんの間では黒い交際が発生します。気が付いたら同じベッドで一夜を共にしたという国を揺るがす一大スキャンダルへと発展しかねませんので、割り勘は絶対にいけません。

あと、食事をする場所も慎重に選択しなければいけません。
高級ホテルにある会席料理屋なんかとんでもありません。ミシュランガイドに載るようなお店を選ぶと、疑念を持たれます。

一番いいのはガストです。鳥貴族でもいいでしょう。焼肉が食いたければ牛角がおすすめです。「総理大臣の息子も国家公務員も、なんて庶民的な店で飯を食ってるんだろう」と、逆に美談となります。

ニュースを見ると、奢ってもらったお役人は「記憶にございません」というバス会社の社長みたいな事を言っていましたが、週刊文春がリークした音声が出た途端、記憶が一気に蘇りました。週刊文春は素晴らしい報道機関です。若人あきらを早く連れていけば、きっと自分が郷ひろみのモノマネで一世を風靡したという事をすぐに思い出したことでしょう。

誰がどのような手段で生々しい音源を録音したのかは知りませんが、内容がきな臭かったから問題になったのであって、これが
「すみませーん。塩キャベツ追加で」
「食べ終わったんで、チョコバナナサンデーを持ってきてください」
「もも貴族焼2皿。一つはタレで」
であれば、文春の編集長もボツと言ってICレコーダーごとゴミ箱にぶち込んだ事でしょう。

自分が飲み食いした分だけ払う。
新橋のサラリーマンや、高校生が部活帰りに行くようなお店を選ぶ。
そして純然たる飲食行為を行う。今は時節柄あまり宜しくない行為ですが、それなら全く問題ありません。
菅首相のご子息がジャイアンそっくりで「分かってるよな、のび太。俺様の言いたい事は分かるよな」と言ったところで、お役人はビビりません。役人の子は『にぎにぎ』を早く覚えます。ニギニギに預かれなかった会社なんて、潰れようがなんだろうが関係ありません。
ちなみに菅首相は、若干のジャイアニズムをお持ちのようです。

結論ですが、私がこの事で思うのは

「春キャベツが出回るから、牛角も鳥貴族も塩キャベツが旨くなる」

以上、コラムでした。

【参考文献】
・Google画像検索「東京無線」
・Google画像検索「ハイヤー」
・ガスト公式Webサイト
・鳥貴族公式Webサイト
・牛角公式Webサイト
・Wikipedia「若人あきら」