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あの頃の私へ。経験を積み上げて進め。

「ブログは、過去の自分へ向けて書くといい」
と、たくさんの記事やさまざなブログ関連の書籍に書かれています。

確かに…。1年前の私には理解できなかった言葉ですが、ライターとしてフリーランスとしてすこーしだけ経験を積んだ私には、すこーしだけ分かる気がします。

開業届を出して2022年6月で丸3年、4年目が始まりました。フリーランスになり、同時にライターにもなったあの日。

4年前の私に向けて、そして、また次に何か新しいことを始める時の未来の私に向けての備忘録として書いていきます。

①すぐに独立しない。

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私が「ライター」として端っこをかじったのは、クラウドソーシングから。
長女が1歳になったときで、いくつかの案件を受けてから、「独立しちゃおっかな」くらいのノリで開業届を出しました。

過去の私へ。もっとよく考えなきゃだめよ。笑

独立を考えているなら、

・ある程度まとまった資金(貯金とは別に)を作っておく
・副業OKの会社に勤めていたり、何かしら他の収入源がある
・パートナーの扶養内のまま、扶養内で稼ぐ

のどれかの状態から始めるのがベストです。

なぜなら、独立すると、わからないことが次から次へと立ちはだかってくるんですよ。
少なくとも私はそうでした(当時は何がわからないのかわかならないほどだったけど)。

わからないことを一から調べたり、仕事のスキルを上げるために勉強していくには、時間もお金もかかって思うように稼げい日々が続きました。

でも、知識がないと迷惑をかける。

なので最初のある程度慣れてくるまでは、他の収入源や金銭面的に余裕がある環境で初めるのがおすすめです。

あと、もう一つ大きく立ちはだかるのが確定申告。

独立をすると確定申告を自分でする必要がありまし。確定申告についても調べたり勉強しなければいけないのは、結構大変でした。

新しいことを始めたばかり〜1年目くらいは、始めたことに集中できる環境を作っておくことも重要だったな、と思います。

私の場合は、育休中でもなかったしパートに出れる体調ではなかったから、パートナーの扶養に入っておけばよかったと。
稼げるようになる期間は人それぞれだけど、早くて半年、長くて2〜3年みておいてよかったかな。

②「専門性のある分野を作る」より、量をこなす

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私がライターとして活動したときに、専門性を持っておくことが重要だと教えてもらしました。そこから「私の専門性って何かなー」と考えました。

専門性の見つけ方は、長い間実際に行動していることと、過去の職業から見つかりやすいと思います。

好きなことや興味あることも専門性になる人もいますが、私個人の経験だと実践していないものは書きにくい印象です。

例えば、美容。私はおしゃれも好きだしスキンケアも毎日行っているけど、初心者ライターとして美容記事を書け!と言われるとかなり難しい…。

使ったことがない美容アイテムや化粧品については独自性のある記事が書けないんですよね。経験・体感していないから。想像範囲しかかけない。

それより半年くらい続いたアルバイトとか、勤めていた会社のジャンルとか、実際体感したことがあることのほうが専門性は出しやすいと思います。

ただ、これ、もう1つ盲点があって。専門性があったとしても、「その専門性、あなたにしかないよ!」と言われたことがあったとしても、稼げるとは限りません。

ライター(執筆業)で稼ぐ、報酬をもらうってことは、文章の基本的な技術がないと根本的に稼げないから。

私はここだったな。

過去の経歴からファッション系のジャンルが得意だとわかっていても、文章技術が低すぎて全く稼げなかったから。まずは文章の基本から勉強することが重要。それには質より量。

過去の私へ。

専門性にこだわらず、金額にこだわらずとにかく量をこなして。

信頼できる取引先で量をこなすか勉強の仕方は、文字単価2円以上の現役ライターさんにお金払っ記事をみてもらって良質なフィードバックをもらうことがおすすめかな。(これは相手の事情や時間もあるので究極の究極。忙しそう、無理そうなら迷惑だからお願いしちゃだめ。)

または、かなり信頼性の高いコミュニティーに入って、記事をみてもらうこと。かな。

記事に正解はないけど、その道のプロに見てもらって良質な話、修正をもらうのが一番早い道。ただ、プロに見てもらう=相手の時間を使うのだから、きっちりお金を払うこと。相手の時間を奪っていることを忘れちゃいけない。

③本をたっっっっっっっっくさん読んでおくこと

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これは最近痛感していること。6月に「本をたくさんよもう!」と決めて、オーディブル、Kindle、Kindle読み上げ、書籍をもって2〜3日で1冊読みように心がけています。

スキマ時間だったり家事をしている最中だったりを当てて、読むようにしたら見える世界、考える世界が少しずつ変わっていっているのを感じています。

でね、それが何になるかというと、知識として積み上がっていくことで、表現力や語彙力につながっていくんですね。

「こんな表現力みたことがない」とか「この単語には類義語があるんだ」など。

ただ、その1つ1つを鮮明に覚えていられないので、メモに残す必要がありますが、それでも「どこかで見たことがある」が積み重なっていくと、いつか点と点で繋がっていく気がします。

ほかにも知らなかった世界の入り口になってくれる効果も。例えば、最近読んでいる本に落合監督について取材した「嫌われた監督」があります。私は野球がまったくわかりません。人物もルールも何もかも。多くの人が観戦、魅了されるスポーツであることは知っていても、どこから入りこめばいいのか全くわかりませんでした。


でも「嫌われた監督」を読み進めるにつれて、

・セリーグとパリーグがある(これは、さすがに知っていたけど)
・有名選手には、物語がある
・どういった練習内容があるのか
・日本トーナメントは最近始まったシステム

など、興味をそそられる切り口がいくつも見つかるんですね。監督それぞれに、戦力や個性があり、チームに色濃く反映されているんだということもわかりました。

どのスポーツもそうなんでしょが、スポーツとはなんて人間色の強いものなんだろう、と思いました。シーズンごとにそれぞれのチームはどのような戦力でくるのか、それはワクワクしますよね。今年は野球を見てみようかな、と思えるようになりました。

野球についてまだまだ初心者であるものの、野球について調べる際に切り口やイメージがついていることは、本を読む前と比べたら全然質が違う。
質が違ってくるということは、スキルも上がっていくのです。

私が心に置いている言葉に「悲しいことに、時間は味方をしてくれない」というのがあります。

投資の話を聞くと「時間を味方につけましょう」と言われることはありますが、時間は平等に刻一刻とすぎていき、待ってくれない。

過去の私へ。文章を仕事にしていこうと思ったなら、他の文章に常にふれておくクセをつけておきなよ。

④お金の心配がない環境を常に作る努力をする

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私がクラウドソーシングで案件を受けた理由は、お金の不安があったから。当時主人は転職したばかり、長女が生まれたばかりでした。

主人は独立したいと考えていたので、独立に向けて資金を稼ぐために転職しました。転職したばかりなので、手取りも少ないことに加え、毎月結構な金額を資金のために貯金(もちろんボーナスも全額貯金)していたため、余白を楽しむ時間もお金もなく、自分で稼ぐことを考え、自宅でもできるクラウドソーシングにチャレンジしたのが始まりです。

最初は生活の足しに、子供や私が好きなものを買うために仕事をしている日々でしたが、主人が独立して、いまでは私の収入なしでも、生活の心配はしなくても大丈夫くらいにはなっています。

生活のために働いていた当時、ある一定の額から報酬が上がらなかったように思います。

お金のためだけにしか働けなかったから。

お金のためだけに働いていると、相手への感謝やスキル向上ではなく、要領の良さや報酬額ばかりにこだわって、働く本質を見失ってしまう。

そうなると、後々が辛いんですよね。「なんでご依頼が増えないのか」「やる気が起きない」とか。(好きな仕事しててもやる気が起きないことは多々)

そんな気持ちでお仕事を受けるのは相手にも大変迷惑だと思い、すぐにお仕事をうけなりまたが。

でもお金の心配がなければ、休んだり時間をかけたりしてもいい。もちろん、稼いでいる人の中には全てをなんなくこなしている人もいるけど、自分でできるキャパシティーや相性を見極めていくのも、フリーランスでやっていくには超重要。

過去の私へ。早い段階でパートナーに話してみて。実は早い段階であなたの収入がなくても生活が回ることに気がつくから(笑)

これからも歩みを止めずに進め、進め!

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過去の私も未来の私も、ためになったらいいな。その他にもこれからライターとして活動する人、活動し始めた人、独立を考えている人が少しでも近道で自分らしく今を生きられる手助けになるように、と思います。

「急がば回れ」
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

近道をしたいのに、経験からしか学べない。ただ経験をしてこそ今があり、その経験が血肉となってあなたの歴史になる。

愚者の私は、これからも歩みを止めずに進むんだ!


最後まで読んで頂きありがとうございます!