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ハーゲンダッツとは何か。

ハーゲンダッツが好きだ。
スーパーの特売をみると必ず買いたくなる程には好きなのである。これは凡人的レベルな好きか。好きすぎて狂人じみた事はないが、とにかく好きだし愛してはいるのである。

愛を語るのは難しい。
そもそも愛と恋の違いはなんなのかと、ごくごくたまーに考える。
燃え上がるほどの情熱で恋をしたのは小学生の頃で、その情熱でもやされ内部が赤くなり、なかなか冷めない炭のように約8年間も同じ人物を好きで居続けたのだが、夫を愛する気持ちとはこれまた全然ちがうので、不思議である。愛と恋はとても近そうなものなのに。

さて、ハーゲンダッツ。
個人的にはアイスの王様である。
基本的にどれも濃厚でねっとりとして、滑らかである。アイスにも関わらず、あぁこれは豊かな脂肪なのだな、と感じさせられる。
そして自身の年齢のせいか、高級感のせいか、金額のせいかはわからないが、ミニカップですら一度に全て食べきる事はできなくなった。彼らには重みがあるのだ。

夏に、実家に帰省した時すると、つい、部活帰りの中高生のように冷凍庫をまさぐり、好き勝手ラクトアイスなどを食べてしまうのだが、その結果分かったことがある。
彼らは羽のようにかるい。口の中であぶくのように消え、噛みしめたくてもそれができない事に驚いた。

よくよく考えると私はあまりアイスを買わない。買うとなればハーゲンダッツのみぐらいの勢いなのだ。だから知らなかった。
彼らの重みを、そして私が彼らをつい信頼しきってしまうことを。早い話が何食ってもうまいよね。ホントに。

そんなわけで、ハーゲンダッツ大好きなんだなと、いろいろやって再確認。
実家でピノやらパルムやらを食ってんのは、もはや浮気なのか、いや道を外れた不倫なのかと考える。二度と戻らない幸せと引き換えに、私は真実の愛を知ることになるのか。いや、そんなバカな。

これはもはや愛の物語に昇華させるべきと思いますので、次回もまた愛を語っていきたいと思います。恋は唐突にはじまってもいいですが、愛は毎日の積み重ねですよね。

次回はハーゲンダッツ抹茶について語ります。お楽しみに。

とかなんとかどっかで呟こうと思って1年すぎて、また夏になった。
暑いし日焼けした首が痛い。熱い。
そんで持って昨年12月から胃が死んでいて、全くバーゲンできなかった。

バーゲンする。と、我が家では(うそ、私だけ)バーゲンダッツを食べる事を動詞にし、バーゲンダッツを食べる人をバーゲンダッツァーというという一つの言葉にしているのだが、両方とも全くできずに、夏を迎えてる。
そしてその夏は、もう終わろうとしている。

私が今後、バーゲンダッツへの愛を語れるか誰か見守ってほしい。

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