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海辺の石ころ

海辺の石ころを見ていると
妄想が膨らみます。

とある砂浜。
波打ち際に
ポツンとひとつの丸い石。

周りは砂だらけで
石ころはそのひとつだけ。

たまに大きめの波が来ても
動く気配は全くありません。

海辺や河原の石は
水に流されながら
ぶつかって
角がとれて
丸くなると
たしかに幼い頃に教わったので
この石ころもそうなのでしょう。

きっとそうなのだろうけど
だとしたら…

「いったいどれだけの時間をかけて
こんなに丸くなったのだろう?」

「そもそもどこから来たんだろう?」

「いつまでここにいるんだろう?」

ただの石ころが
只者ではない気がしてきます。

ここでハッと気づきました。

「それを言ったらまわりの砂は…」

自分の悩みなど
その時間と出来事に比べたら
もはや砂つぶ以下なのだと
気づいちゃいました。


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