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新型コロナウイルスに新たな変異株!?私たちにできることは基本的な感染対策

この記事は新型コロナウイルス関連記事のため、以下の参考資料をもとに執筆しました。

<参考資料>
・厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
・新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第6.1版)
・厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
・国立大学法人豊橋技術科学大学 令和2(2020)年度第3回定例記者会見
・Kao「手洗い」と「手指の消毒」、ここがポイント!


年明けより、急激に増えた新型コロナウイルス感染者。
感染者数が減少していた年末年始に人の動きが増えたので、感染者数は増加するだろうと思っていました。

しかし、全国の新規陽性者数が
2022年1月3日   673人  
     4日​​​​ 1,151人
        5日 2,491人  
                    6日 4,301人
              7日 6,074人
                    8日 8,311人
              9日 8,078人
                10日 6,273人
と急増加しています。(引用元:厚生労働省 国内の発生状況
増加ペースがとても早いですね。

そんな中、気になるニュースがありました。
「デルタクロン株」の存在を主張、実験室汚染は否定-キプロス研究者

「デルタ株」と「オミクロン株」の特徴をあわせ持つ混合変異株「デルタクロン」を特定したというニュースです。

新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第6.1版)より、デルタ株は感染性と入院リスクが高いと言われています。

オミクロン株も感染力は高いと言われ、南アフリカではデルタ株からオミクロン株に急速に置きかわっています。
重症化リスクが高いデルタ株と、感染力が強いオミクロン株が合体となるとどうなるのか・・・と思うところです。

しかし、新型コロナウイルスの感染対策は、今までと同じです。
・マスクの正しい着用
・手洗い
・換気
・3密の回避
・ワクチンの接種

マスクの正しい着用

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新型コロナウイルスは、ウイルスを含んだ飛沫(しぶき)を吸い込むことで感染します。
これは飛沫感染と言い、新型コロナウイルスの感染経路の一つです。

飛沫感染を防ぐ方法は「マスクを正しく着用する」ことです。
さらに自分がウイルスに感染しても、マスクを着用していれば他者への感染を防げます。
しかしマスクの種類によっては、効果が半減。

マスク効果

国立大学法人豊橋技術科学大学 令和2(2020)年度第3回定例記者会見を参考に作成

図のように不織布マスクに比べると、布マスクやウレタンマスクの効果が低下しています。

布マスクの吐き出す飛沫量は、ばらつきが多いようです。
しかし吸い込む飛沫量は、不織布マスクに比べて多いです。
布マスクを着用しても、自分が感染する危険性が高いですね。

フェイスシールドとマウスシールドは、ほとんど効果がありませんね。
フェイスシールドは、主に目を守る道具なので、飛沫の吐き出し量と吸い込み量を減らす効果はほぼありません。

マスクは不織布マスクを着用した方が、自分の感染と相手への感染を両方とも防ぐ効果があります。
鼻から顎までしっかりと覆って、
マスクを着用しましょう。

鼻が出ていると、鼻からウイルスが侵入します。

手洗い

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新型コロナウイルスがついた手で、鼻や目を触ることで体内にウイルスが侵入して感染します。
これを接触感染といいます。

接触感染を防ぐ方法は「手洗い」です。
流水と石けんでウイルスを洗い流します。
しかし10秒程度の手洗いでは十分に、ウイルスを洗い流せません。

ハンドソープで10秒または30秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐと、ウイルスが約0.01%まで減らせるというデータがあります。
外出先から帰宅したら、必ず手洗いを念入りにしましょう。

特に以下の6カ所を意識して洗いましょう。
・手のひら
・手の甲
・指と指の間
・指先と爪
・親指の付け根
・手首

換気

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空気中にある新型コロナウイルスが含んだ小さな飛沫(エアロゾル)は、換気すると減らせます。

くしゃみで吐き出る大きい飛沫は、重いのですぐに床に落ちます。
しかし、しばらく空中を浮遊するのが小さな飛沫。

ウイルスを含んだ小さな飛沫を、大量に吸い込むと感染する可能性が高くなります。

厚生労働省より「30分に1回以上、数分程度、窓を全開して」換気するように推奨しています。
しかし、冬場でこの換気方法を行うと寒いですね。
一方向の窓を少しだけ開けて常時換気すると、室温の低下を抑えられます。

これは『厚生労働省の冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法』の中に明記しています。

3密の回避

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3密といえば、
 ・換気が悪い密閉空間
 ・多数が集まる密集場所
 ・間近で会話する密接場面

この3つの場面がそろうと、クラスター(集団)発生の危険性が高くなります。
「換気が悪い」、「人が多い」、「人との距離が近い」場所は避けましょう。

ワクチンの接種

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ワクチンは新型コロナウイルス感染症の発症を予防するだけでなく、重症化を予防する効果もあります。

ファイザー社のワクチンでは約95%、武田/モデルナ社のワクチンでは約94%の発症予防効果が確認されています。
引用元)厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A

しかし、ワクチンが100%感染を防ぐわけではありません。
さらに今後出現するかもしれない変異株には、ワクチンは効かない可能性もあります。

今後も「マスクの正しい着用」「手洗い」「換気」「3密の回避」が必要となります。

以上が、新型コロナウイルスの感染対策でした。

いつ、新型コロナウイルスが終息するのかは分かりません。
窮屈な生活がいつ終わるのか分からないのは辛いですね。

しかし自分を感染から守るということは、大事な人への感染を守るということになります。

基本的な感染対策をして、上手く新型コロナウイルスと付き合っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

<参考資料>
・厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
・新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第6.1版)
・厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
・国立大学法人豊橋技術科学大学 令和2(2020)年度第3回定例記者会見
・Kao「手洗い」と「手指の消毒」、ここがポイント!

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